巨匠パオロ・ソレンティーノ監督最新作「パルテノペ ナポリの宝石」8月22日公開決定!【ポスター&本予告も】
2025年7月3日 12:00

イタリアのパオロ・ソレンティーノ監督最新作「PARTHENOPE(原題)」が、「パルテノペ ナポリの宝石」の邦題で8月22日から新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマ渋谷宮下ほか全国での公開が決定した。併せてポスターと本予告が披露された。
本作は、第86回アカデミー賞外国語映画賞を受賞した「グレート・ビューティー 追憶のローマ」や「The Hand of God」などで知られ、21世紀の映像の魔術師と称されるソレンティーノ監督が、人魚伝説が根付くナポリに生を受け、街を意味する“パルテノペ”と名付けられた美しいひとりの女性の生涯を描いた物語。同監督が初めて女性を主人公に据えており、第77回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に正式出品され話題に。その後公開を迎えたイタリアで監督史上最大のヒットを記録した。
製作は、世界屈指のラグジュアリーブランド「サンローラン」が立ち上げたサンローラン・プロダクション。本作では、サンローランのクリエイティブ・ディレクターを務めるアンソニー・ヴァカレロ自身が衣装のアートディレクションも担当し、50年代から80年代まで、時代の変遷とともに生きた人々を彩る色彩豊かなファッションの数々を作り上げた。なお、北米配給はA24が担う。
1950年、南イタリア・ナポリで生まれた女児は、人魚の名でナポリの街を意味する“パルテノペ”と名付けられた。美しく聡明で誰からも愛される女性に育ったパルテノペは、兄のライモンドと深い絆で結ばれていた。年齢と出会いを重ねるにつれ、さらに美しく変貌を遂げてゆくパルテノペ。だが彼女の輝きが増すほど、対照的に兄の孤独が暴かれていく。そしてある夏、兄は自ら死を選んだ……。彼女に幸せをもたらしていた<美>が、愛する人々に悲劇を招く刃へと変わる。それでも人生を歩み続けるパルテノペが果てなき愛と自由の探求の先に辿り着いたのは……。
タイトルロールのパルテノペを演じたのは、本作で銀幕デビューを飾ったセレステ・ダルラ・ポルタ。美しい輝きが多くの人々を魅了し、時には悲劇や争いをも引き起こす宝石のような女性を全身全霊で演じ切った。パルテノペの老年期を演じるのは、イタリアを代表する女優の一人で、ベルナルド・ベルトルッチ監督の「暗殺の森」などで知られるステファニア・サンドレッリ。また、パルテノペと運命的な出会いを果たす孤独な作家ジョン・チーヴァーを、ゲイリー・オールドマンが演じている。
ポスタービジュアルは、ナポリの美しい海と山に囲まれたパルテノペが、物憂げに遠くを見つめる後姿を切り取っている。本予告は、街の礎となった人魚“パルテノペ”にまつわるギリシャ神話の話から始まる。まるで人魚のように海から現れた美しく聡明なパルテノペは、ナポリでの青春を謳歌している。だが、「あなたの美しさが招く呪いにお気づきかな?」と告げられた彼女の世界は、兄の自死をきっかけに一変してしまう……。それでも止まらない無情な人生をひたむきに歩み続け、愛と自由を追い求めるパルテノペの行く先が気になる映像に仕上がっている。
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