舘ひろし×藤井道人監督「港のひかり」に黒島結菜、斎藤工、椎名桔平ら豪華キャストが集結！【特報＆ティザービジュアル】

本作は、元ヤクザの“おじさん”三浦と、両親を事故で失い、視力も失ってしまった不遇の少年の十数年間に渡る友情の物語。舘が元ヤクザの“おじさん”に扮し、歌舞伎界の新星・尾上が少年期の幸太役で銀幕デビュー。青年期の幸太に眞栄田が扮する。

「正体」「余命10年」「青春18×2 君へと続く道」など、幅広いジャンルを生み出してきた藤井監督が完全オリジナル脚本を手掛け、日本映画界を代表するキャメラマン・木村大作と初タッグを組み、フィルム撮影を敢行している。

(C)2025「港のひかり」製作委員会

特報映像は、舘が命を吹き込む元ヤクザの“おじさん”が背負う業を感じさせる全身の入れ墨姿や、尾上演じる目の見えない少年・幸太が、周囲の子どもたちに虐められている様子を映し出す。交わるはずのなかった2人だが、あることをきっかけに奇跡的な出会いを果たす。「ヤクザって悪い人だよね？　おじさんはそんな人じゃないよね？」という幸太の純粋無垢な思いを受け、二人が絆を深めていく様子を捉えた映像とともに、三浦も幸太に対して「少年は私を一人の人間として接してくれました」という思いを語っている。

場面は眞栄田扮する成長した幸太と三浦のシーンに転じ、幸太が三浦に「毎日考えていた。おじさんは赤の他人である俺に何でここまでできるんだろうって」と語り掛ける。かつての自分を絶望から救いだし、「光」を与えてくれたおじさんが無償の愛を注いでくれたことに感謝し、その気持ちに応えるように複雑な表情で目に涙を浮かべる三浦の様子が切り取られている。

しかし、感動的な再会もつかの間、警官になった幸太が突如拳銃を発砲する姿が。最後は、極寒の吹雪が舞う中で血まみれになって倒れる三浦を幸太が抱きしめる姿が映し出され、幸太の「ありがとう、おじさん」という意味ありげな台詞で締め括られる。二人の友情が育まれた長い年月と、三浦が与えた「光」が紡ぐ結末が気になる映像に仕上がっている。

2つのティザービジュアルは、小さな漁船に乗って海を航海する三浦と幸太少年の姿と、成長した幸太に対して温かい表情を浮かべる三浦の姿を切り取っている。それぞれ「おじさんは、僕の世界を照らしてくれた」「ずっと忘れない」というコピーが添えられており、2つのビジュアルを見比べることで、二人の長年の関係性や今後の展開を示唆するようなビジュアルとなっている。

(C)2025「港のひかり」製作委員会

新たに出演が発表されたのは、幸太の恋人・浅川あや役の黒島、三浦がかつて所属していた河村組の組長・石崎剛役の椎名、河村組の組員・八代龍太郎の斎藤、河村組の元組長・河村時雄役の宇崎、河村組で三浦を恩人として慕う大塚夕斗役のピエール瀧。

一方、幸太が働く警察署で先輩となる大黒浩役には、Netflixドラマ「サンクチュアリ　聖域」で人気を博した一ノ瀬ワタル。大黒の元上司にあたり、昔はマル暴として三浦とも対峙していた元刑事の田辺智之役に市村正親。幸太が少年時代に一緒に暮らしていた叔母の大森美和子役をMEGUMI。そして漁業組合の会長で、三浦と幸太を温かい目で見守る荒川定敏役を名バイプレーヤーの笹野高史が担っている。

「港のひかり」は11月14日から全国公開。

キャストのコメント全文は以下のとおり。