“地球上で最も危険な職業”の実話を映画化「ラスト・ブレス」9月26日公開決定! ポスター、予告編、場面写真
2025年6月19日 09:00

サバイバル・スリラー「Last Breath(原題)」が、邦題を「ラスト・ブレス」として9月26日に公開が決定した。
本作は“地球上で最も危険を伴う職業”のひとつと呼ばれている飽和潜水士の実話を元に映画化。究極の悪夢というべきシチュエーションにひとり取り残されたダイバーの運命と彼を救うべく極限の救出劇に挑む人々を描く。「教皇選挙」や「ノスフェラトゥ」を大ヒットさせた映画会社フォーカス・フィーチャーズの配給で2025年2月に全米公開されると、「キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド」に次ぎ、興収チャート初登場2位を記録した。

米映画批評サイトのロッテントマトでは、観客スコア91%(6月16日現在)の高評価を得ており、批評家からも「今年最もサスペンスフルな作品」「耐え難いほどの緊張感」「手に汗握る水中スリラー」といった声が挙げられている。
物語の舞台は、完全なる暗闇に覆われ、常人の想像が及ばない水深91メートルの海底。本作の主人公である若き飽和潜水士は命綱を失い、海上からの酸素供給も絶たれたまま深海に置き去りにされてしまう。もはや“生存確率ゼロ”といっても過言ではない、この絶体絶命の危機を脱する手段はあるのか。そのとき必死の救助を試みる人々は、どのように行動したのか。実際に起こった潜水事故を緻密なリサーチに基づいて映画化している。

世界中の海底に張り巡らされたパイプラインや通信ケーブルを守る飽和潜水士が潜る深さは水深300メートルにも及ぶ。実在の主人公であるクリスは、視界が閉ざされた極寒の海底で孤立し、海上との通信手段や酸素供給を失い、生き延びるための最終手段の緊急ボンベも使い果たしていく。生存確率が刻一刻とゼロに近づいていく中、それでもクリスの救出を諦めないダイバー仲間の不屈の精神、海上の船で幾多のトラブルに対処する潜水監督官や船長らの苦闘を描きだし、それぞれの職務をまっとうしようとする事故関係者たちのレスキュー・ドラマとしても仕上がっている。

メガホンをとったのは、2019年に発表した同名ドキュメンタリー映画が反響を呼んだアレックス・パーキンソン。題材となった潜水事故の裏側を知り尽くしたフィルムメーカーで、実際に事故が起こった船での撮影を実施するとともに、飽和潜水の作業手順や機材などの細部のリアリティーを徹底的に追求。さらに劇映画ならではのスケール感とダイナミズムを打ち出し、閉所恐怖症的なスリルがみなぎる水中シーンで圧倒的な没入感を創出している。また、過度な誇張を避け、実話ものとしての再現度を高めており、事故のドキュメンタリー映像も劇中で使用されている。


経験豊富な最年長の潜水士ダンカンを演じるのは、「ラリー・フリント」「スリー・ビルボード」などでアカデミー賞に3度ノミネートされたウッディ・ハレルソン。ストイックな潜水士のデイヴを、「シャン・チー テン・リングスの伝説」のシム・リウが担い、絶体絶命の危機に見舞われるクリスに、Netflixドラマ「ピーキー・ブラインダーズ」のフィン・コールが扮している。

予告編は、北海の海底に張り巡らされたパイプラインを修理するため、極寒の深海へと降下していく飽和潜水士のダンカン、デイヴ、クリスの姿から始まる。しかし、彼らが深海に達した時、最悪の事態が起こってしまう。海上の支援船がシステムエラーを起こし、潜水中のクリスのケーブルが構造物に引っかかったのだ。緊急用の酸素残量は残り10分。その直後、命綱が切れたクリスは深海の暗闇の彼方へと放り出される――。残された酸素が刻一刻と減っていき、助けの声さえも届かない漆黒の闇の中でパニックに陥る主人公の動揺を生々しく捉えた緊張感あふれる映像に仕上がっている。
日本版ポスタービジュアルは、潜水士の命綱が切れ、深海に投げ出される瞬間を捉えている。「残された酸素は、わずか10分――」というコピーとともに刻一刻と迫るタイムリミットが表現されており、劇場で手に汗握る瞬間を想起させるビジュアルとなっている。
(C)LB 2023 Limited
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