「続・続・最後から二番目の恋」小泉今日子、中井貴一ら撮了！「幸せな数カ月」「キョンちゃんは最高のパートナー」

2025年6月16日 17:00

小泉今日子と中井貴一が主演を務めたフジテレビ系月9ドラマ「続・続・最後から二番目の恋」（毎週月曜午後9時）の主要キャストがクランクアップを迎え、それぞれコメントを発表した。

2012年1月に第1期の連続ドラマ「最後から二番目の恋」、同年11月にスペシャル版として「最後から二番目の恋2012秋」、そして2014年に第2期となる「続・最後から二番目の恋」が放送され、本作はその11年後を描いた第3期目となる。　第1期・第2期に続き、完全オリジナル脚本となる第3期の本作を書き上げるのは、「ひよっこ」や映画「いま、会いにゆきます」「8年越しの花嫁　奇跡の実話」などで知られる脚本家・岡田惠和。

小泉と中井のほか、レギュラーメンバーである坂口憲二、内田有紀、飯島直子らが出演。古都・鎌倉を舞台に、小泉演じるテレビ局プロデューサーの主人公と、中井演じる鎌倉市役所で働く公務員の恋を描く。

1月初旬、ドラマの舞台でもある鎌倉市内でクランクインした本作は、主演の小泉と中井を筆頭に、坂口憲二、内田有紀、飯島直子ら主要キャストが4月某日、都内のフジテレビ湾岸スタジオで、本作の主要セットであった「カフェナガクラ」に集まり、約4カ月にわたるドラマ全体の撮影が終了。クランクアップセレモニーで、それぞれがコメントを発した。

同日、一足先にクランクアップを迎えたのは、水谷典子役の飯島。スタッフのクランクアップの掛け声が響き渡ると、駆けつけた小泉が飯島に歩み寄り「お疲れ様でした！」と熱い抱擁。続けて、中井からも花束が贈られ、飯島は「みなさんの登場にビックリしました！」と涙ながらにリアクション。「11年経って、またこうやって一緒にみなさんと仕事ができて本当に感無量です。反省点もたくさんありますので、またこの機会を作っていただいて、それまで一生懸命に精進して戻って参りますので、ぜひよろしくお願いします！本当に楽しい現場でした。最高のチームでした！本当にありがとうございました」と述べ、涙ながらに撮影を終えた。

続けて、最終話に登場する鎌倉の現場でクランクアップを迎えたのは、長倉万理子役の内田。「内田有紀さん、オールアップです！」というスタッフの掛け声と拍手に、右手と左手を左右交互に高らかに突き上げ、その場で回転しながら、満面の笑みで応じた内田だが、いきなり「キャアアアー！」と叫んだ目線の先に、ギリギリまで現場で姿を隠していた“兄貴”と敬う中井の姿が。内田は「ずるい～。明るく終わろうと思ったのに…」とこぼし、中井が紳士的に花束を内田へ手渡すと、その目から瞬時に涙がこぼれ落ちた。「私の人生において、この“長倉万理子”と出会ったことで本当に豊かな素晴らしい人生を送れるようになりました。いろんな意識が変わったのも、この長倉万理子のおかげです。真っ直ぐでひた向きで一生懸命で、素直で優しくて、人の痛みがわかる人。こんな素敵な役はないと私は思っています。私は長倉万理子のように生きていきたいと思っています。本当にありがとうございました！」と運命の役に出会えた喜びと感謝を語り、笑顔でクランクアップした。

撮影はいよいよ佳境へ。長倉和平役の中井は「よく“家”というのは、建物だけではなくて、中に人が住まないとその家は呼吸をしないと言いますが、はじめてここのセット（カフェナガクラ）に戻ってきた時に、こんなに冷たい感じだったかなという風に最初は思ったのですね。でも、そこに長倉家のキャストとスタッフが入ったときに、このセットがすごく呼吸し始めたというか。温かく動きはじめたことを感じて、しみじみとしたことがありました。そして、僕にとってはキョンちゃん（小泉）は、本当に最高のパートナーだと思っています」と語り、改めて小泉本人へ向けて「本当にあなたは最高のパートナーだと思います。ありがとうございました」と重ねて思いを伝えた。最後に「みなさん本当にお疲れ様でした！」と一礼し、共に駆け抜けた仲間たちへ感謝の意を伝えた。

そして、「以上のシーンをもちまして、出演者のみなさまオールアップです！」というスタッフの声が響くと、セット全体がカラフルな照明で彩られ、大きな拍手に包まれたのは、吉野千明役の小泉。撮影を同時に終了した中井と互いをねぎらい、抱擁を交わした。「11年って時間の経過とともに人が育つといいますか。自分も含めてですけど、そういうのがたくさん見えて、より幸せな数カ月だった気がします。そして、何よりも本当に貴一さんは俳優の先輩としても尊敬しておりますが、“こういう人間でいないとな”という後ろ姿をいつも私たちに見せてくれます」と先ほどの中井の言葉へ呼応するように、小泉も中井へ「本当にいつもありがとうございます」と笑顔の一礼。そして、セット全体を見渡し、撮影期間を振り返るような優しい情で一呼吸をつき、「楽しかったです！本当にみなさんありがとうございました！と笑顔でフィナーレを迎えた。

本作は、4月14日に放送開始した第1話から第8話（6月2日放送）までのTVer「見逃し配信」累計が2400万回再生を突破（6月8日時点）し、毎話連続で200万回再生を超えている（※配信数はTVer DATA MARKETINGにて算出。TVer・FODの合計値）。

「続・続・最後から二番目の恋」第10話は、本日6月16日午後9時から放送。