「出禁のモグラ」に豊崎愛生ら出演 「鬼灯の冷徹」カラー原稿などを展示する江口夏実原画展も開催決定
2025年6月11日 09:00

7月7日から放送を開始するテレビアニメ「出禁のモグラ」に、豊崎愛生とマフィア梶田の出演が決定した。主題歌の詳細も明らかになり、第2弾PVが公開されている。また、原作者・江口夏実氏の画業15周年を記念し、原画展が開催されることも決まった。
「鬼灯の冷徹」で知られる江口氏による原作は「モーニング」(講談社刊)で連載中の怪奇コメディ漫画。大学生の真木栗顕(まぎくりあき/CV:大河元気)と桐原八重子(藤井ゆきよ)はある日、あの世から出禁になって不死身になったという「モグラ」こと百暗桃弓木(もぐらももゆき/中村悠一)と出会う。以降霊が見えるようになってしまった2人は、仙人を自称し「灯」を集めるモグラとともに、さまざまな心霊現象に巻き込まれていく。
(C)江口夏実・講談社/出禁のモグラ製作委員会豊崎は真木のバイト先である100円ショップに出没したレッサーパンダの霊で、とても臆病だが危機を感じるとポルターガイストを現象起こすことができるマギー君役を担当。マフィア梶田は、100円ショップの店長で、気さくで親しみやすい人物だが、本社の総務課に所属する金田を目の敵にしているスケキヨ役を務める。


オープニング主題歌は、シンガーソングライターのsyudouによる「神頼み」、エンディング主題歌はマルチクリエイターの椎乃味醂が歌う「喧騒 feat. Aile The Shota」に決定した。
(C)江口夏実・講談社/出禁のモグラ製作委員会第2弾PVでは「神頼み」の音源を一部披露。モグラをはじめとするメインキャラクターたちがボイス付きで登場しており、彼らが繰り広げるドタバタな日々の様子を垣間見ることができる内容となっている。
「江口夏実画業十五周年記念原画展 ~あの世とこの世の狭間にて~」は、8月22日~9月7日に東京・有楽町マルイで開催。「鬼灯の冷徹」「出禁のモグラ」を中心に、江口氏のデビュー作や短編作品、公式SNSで公開された落書きなど150~200点前後のカラー原稿や原画などを展示するほか、年表や江口氏へのメッセージコーナーなどが設置される。描き下ろしイラストを使用したグッズも販売予定。チケットの詳細は後日発表される。

キャスト、主題歌アーティストからのコメント全文は以下の通り。

気づいてしまったら最後、人ならざる存在がたくさん登場する不思議な世界観。あの世とこの世の狭間で長い時間を過ごすモグラさんを中心に描かれるのは、さまざまな人の人生です。覗いてしまっていいのかなと思いつつも、好奇心の先に読み進めた物語では、赤裸々な人の心の内面が描かれます。
江⼝先生が紡ぐ、凄まじい引力のある作品に関われること、とても光栄に思います。
レッサーパンダの霊、というとてもキャッチーでゾクゾクする役をいただけたのは、人生初でした。
マギー君自体はとても可愛らしい風貌ですが、ファンシーに演じるというよりは、リアルさを重視しながら声を出しました。
幽霊でありながら、とっても怖がりなマギー君。全力でビビり散らかしながら威嚇してます。ぜひお楽しみに!

江口先生のインテリジェンスに富んだユーモアがふんだんに盛り込まれており、エキセントリックかつ妙に親しみを感じるキャラクターたちのかけ合いが味わい深いです。
会話の妙を楽しむギャグ漫画として非常にレベルが高いのですが、その一方で目を背けたくなるような人間の業をも真正面から描く作風が、本作を唯一無二の特別な物語にしています。
自分は専業役者ではないのですが、なんと江口先生からじきじきに御指名いただきスケキヨを演じさせていただくことになりました。ラジオで自分の声を聴いた際、「スケキヨのイメージにハマる」と思ってくださったとのことなので、それを念頭に役作りをしてアフレコに挑んでおります。
実はオファーをいただく以前から原作を読んでおり、スケキヨは印象深いキャラクターだったのでうれしくもありつつ、彼のもち味である“キレ芸”を成立させられるようなお芝居をせねばというプレッシャーも大きかったです。

「出禁のモグラ」にはさまざまなキャラクターが登場しますが、その誰もが幸せになろうともがきながら生きていると感じました。自分も毎日そうして生きています。その姿は時には醜くも映りますが、それはとても人間らしくて美しいとも感じます。「神頼み」はそういった誰もが持つ幸せへの渇望をテーマに作りました。
本楽曲および「出禁のモグラ」が、多くの方に届くよう心からお祈りしております。

本作は設定から進⾏まで本当に死ぬほど面白いのですが、単なるコメディの枠に留まらない、人生を営んでいく上で重要な視点を多く感じ取れるのも魅力だと思っています。
作品のもつ独特な世界観に相応しい楽曲とはなんだろうと考えつつ、散りばめられた哲学をぼくなりに解釈し、「喧騒」という楽曲を書き下ろさせていただきました。
今回ご⼀緒したAile The Shotaさんは、すばらしいグルーヴとバイタリティをお持ちの方で、楽曲を世界観に合わせてパッケージングしていく上で、非常に良いタッグになったと思います。
この楽曲が、「出禁のモグラ」を多くの人に届ける一助となれば幸いです。よろしくどうぞ。
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