もぐら
劇場公開日 2020年11月25日
解説
多くの若手監督を輩出し、インディーズの登竜門と注目されている田辺・弁慶映画祭の2019年(第13回)のコンペティション部門で、映画.com賞を受賞した短編映画。川崎の夜の街を舞台に、デリヘルで働く女性と新人運転手が互いに抱える孤独を、独特な感性と視点で描いた。母親が蒸発し、川崎のデリヘルで風俗嬢の「ハル」として働きながら、ひとりで生きてきたあおい。そんな彼女がある日、新人ドライバーのけいたと出会う。あおいを運ぶけいたの車は夜の川崎を走り、孤独を抱えた2人の夜のドライブが始まる。監督は慶應義塾大学環境情報学部出身で本作が初監督策となる山浦未陽。田辺・弁慶映画祭の受賞作品を特集する「田辺・弁慶映画祭セレクション2020」(20年11月20日~12月10日、東京・テアトル新宿)で上映。
2018年製作/36分/日本
スタッフ・キャスト
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2020年11月27日
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鑑賞方法:映画館
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タクシーから外を見る横顔だけで、やらせない日々を想像させる主演女優さんの、気だるさと純情の混じったなんとも言えない風情。
ドライバーの子も、横顔が少し福士蒼汰君に似てて、優しい雰囲気。
そんな2人が夜の送迎で少しずつ距離を縮めていく。ささやかな幸せを見られるのかな、とラストを待ち受けていると…
えーー?!まさかだよね?!衝撃に心がざわざわ…もう一回見ないと落ち着かない…
味わったことのない後味…どういうことなのか…機会があったらもう一度見なくては…
山浦監督、解説によると24歳、しかもこれが一作目。ほんとに?
見る人を柔らかく包みつつ、いきなり翻弄する…短編作品はなかなか劇場で見られないけど、チャンスがあったらぜひ!
これからどんな作品を作っていくのかな。次回作も楽しみ。
2020年11月25日
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煎餅結び、旨いのか?
川崎の小さなデリヘルで働く孤独な女性の話。
店ではNo.1で人当たりは良い感じだけど、送迎の車中ではイヤホンをし、話しかけてくれるな、な主人公。
新人従業員が、店長に母親の命日に休ませてくれという話をしているところに居合わせたことが切っ掛けで、少しだけ身の上話をし始めて…。
多くの人がが持っている孤独な一面を、深く交流する関係ではないけれど、互いに察して寂しさを共有する様子が、優しく染みた。
二十代から三十代前半ぐらいの方向けかな。
代替湖は引きの絵が欲しかったな。
ところで煎餅結びは旨いのか?想像するに焼きおにぎり風かな?
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