椎名林檎「近畿地方のある場所について」主題歌に書き下ろし曲「白日のもと」を提供!【本予告あり】
2025年6月10日 07:00

菅野美穂と赤楚衛二の主演で、背筋氏の人気小説を実写映画化した「近畿地方のある場所について」の主題歌が、椎名林檎が書き下ろした「白日のもと」に決定。併せて主題歌入りの本予告(https://youtu.be/Mwut9_C_TtQ)と本ポスターが公開された。
発行部数35万部突破した小説「近畿地方のある場所について」は2023年1月、Web小説サイト・カクヨムに第1話が投稿されると、「これは本当に虚構のストーリー?」「それとも現実にあった出来事のドキュメンタリーなのか?」「その場所は実在するのではないか」などさまざまな反響がSNSで投稿され、小説の世界観に引き込まれた読者の間で熱を帯びた議論が巻き起こった。

実写映画化の監督を務めるのは、「ノロイ」「貞子VS伽椰子」「サユリ」の鬼才・白石晃士。さらに白石監督の大ファンであり、著作への影響も受けているという原作者・背筋氏も自ら脚本協力として参加している。
主題歌「白日のもと」を提供した椎名は、「ホラーは私の十八番です。こんなに恐ろしい原作の映画化に際し、主題歌をご注文いただき感激しきりです。しかし今回はおどろおどろしさを求めてのご依頼ではなさそう。軽い気持ちでお受けしたことを恥じ、この物語に重く横たわる問題に私は只管向き合いました。それは自身の問題でもあり人生に於ける最も大きな脅威で、真に迫る描写を目指すほどに苦しかった」と曲作りの背景について明かした。

これを受け菅野は「私が演じた千紘というキャラクターの心情にとことん寄り添って作ってくださった曲で、感謝しかありません」と謝意。赤楚は「余韻に浸れるエンドロールになると非常に楽しみです」と期待を寄せた。また、「私の監督作に、まさか椎名林檎さんによるこんな素晴らしい主題歌が流れるなんて!」と喜びを隠せない白石監督は「物悲しさの中からやがて力強い美しさが立ち昇るこの曲からは、まるで映画のもう一つの世界が見えてくるようで、ただただ沁みます」と曲を絶賛した。
本予告は、冒頭である地方の地図を映し出す。土地の名前は伏せられているが、その地方では怪現象、行方不明、未解決事件が多発していることが紹介される。行方不明のオカルト雑誌の編集者が消息を絶つ直前まで調べていたのは、幼女失踪、中学生の集団ヒステリー事件、都市伝説、心霊スポットでの動画配信騒動など、過去の未解決事件や怪現象の数々だった。彼はなぜ消息を絶ったのか? そして今どこにいるのか? 同僚の編集部員・小沢(赤楚)と記者の千紘(菅野)は、彼の行方を捜すうちに恐るべき事実に気がつく。それらはすべて、“近畿地方のある場所” へとつながっていた――。真相を確かめるため、誘われるように“その場所”へと向かう二人。だがそこは、決して近づいてはならない禁断の場所だった――映像の終盤では、菅野演じる千紘が、祠の前で絶叫する狂気を帯びた姿や、トンネル内に突然現れた赤い服の女を避けようと、必死でハンドルを切る姿が確認できる。
本ポスターは、「私の友人が行方不明になりました。情報をお持ちの方はご連絡ください。」という、意味深なコピーとともに、行方不明者と思われる人々の顔写真が並べられている。よく目を凝らすと、その中に菅野演じる千紘と赤楚演じる小沢の姿も見える。失踪した編集者を探す旅に出た千紘と小沢も彼らと同じ運命を辿ってしまうのか、胸がざわつくビジュアルに仕上がっている。
「近畿地方のある場所について」は、8月8日から全国公開。椎名林檎と菅野、赤楚、白石監督のコメント全文は以下の通り。
ホラーは私の十八番です。こんなに恐ろしい原作の映画化に際し、主題歌をご注文いただき感激しきりです。しかし今回はおどろおどろしさを求めてのご依頼ではなさそう。軽い気持ちでお受けしたことを恥じ、この物語に重く横たわる問題に私は只管向き合いました。それは自身の問題でもあり人生に於ける最も大きな脅威で、真に迫る描写を目指すほどに苦しかった。結果、作品へ寄り添えておりましたらさいわいです。菅野美穂氏はじめキャストのみなさまのお芝居を楽しみにしております。貴重な機会をくださり、ほんとうにありがとうございました。
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