ホウ・シャオシェンの詩情あふれる、永遠の夏の記憶「冬冬の夏休み」デジタルリマスター版8月1日公開
2025年6月10日 12:00
1980年に日本初公開された、台湾ニューシネマの巨匠、ホウ・シャオシェンの詩情が結実した初期の代表作。少年と少女が過ごすひと夏の時間を静謐なまなざしでとらえた物語。
台北で暮らす小学校を卒業した少年、冬冬(トントン)と幼い妹の婷婷(ティンティン)。母の入院をきっかけに、ふたりは夏休みの間、厳格な祖父の住む田舎の家へと預けられ、祖父母とともに暮らすことになる。冬冬は、近所の同世代の子どもたちとすぐに打ち解け、遊びながらのびのびと日々を過ごす。一方、婷婷はふとしたきっかけで寒子という若い女性と出会い、交流を重ねていく。陽射しに包まれた風景の中、周囲の大人たちの会話に耳を傾けながら、ふたりの夏の日々が静かに過ぎていく―― 。
本作では「牯嶺街少年殺人事件」「ヤンヤン 夏の思い出」のエドワード・ヤン監督が俳優として出演。主人公・冬冬の父親役を演じるほか、劇中音楽の選曲も手がけている。脚本は「悲情城市」をはじめ数々のホウ・シャオシェン作品を支えてきたチュー・ティエンウェン、撮影は「台北ストーリー」「風櫃の少年」などの撮影を手がけたチェン・クンホウが担当。1980年代の台湾ニューシネマの核心を担った才能が集結した歴史的にも貴重な一作だ。
8月1日から新宿武蔵野館、渋谷ホワイト シネクイント、Strangerほか全国順次公開。
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