深川麻衣、着物で舞台挨拶を盛り上げる【主演作「ぶぶ漬けどうどす」東京プレミア上映会】
2025年5月22日 20:34

俳優の深川麻衣が5月22日、東京・テアトル新宿で行われた主演作「ぶぶ漬けどうどす」の東京プレミア上映会に出席した。古都・京都を舞台に、京都愛が高じて主人公が大騒動を巻き起こすシニカルコメディ。深川は劇中と同じく、着物で登場し、舞台挨拶を盛り上げていた。
東京から京都に引っ越してきたフリーライターの澁澤まどか(深川)は、嫁ぎ先の老舗扇子店の暮らしぶりをエッセイ漫画にしようと、義実家や街の女将さんたちの取材を始めるが、「本音と建前」を使い分ける県民性を知らずに、女将さんたちを怒らせてしまう。疑心暗鬼に陥った“ヨソさん”まどかの攻防戦が始まる――。タイトルは、京都人が早く帰ってほしい客に対して、遠回しに言う嫌味のこと。

深川は「家の壁に小さな鳥居が飾られていたり、毎月1日と15日にお赤飯が届いたり。観光では知ることができない(京都の)習慣が笑いどころ」とアピールし、「ある種の偏見が切り口になっていますが、そういったものに気づける作品。私も勉強になりました」と振り返っていた。
東京プレミア上映会には、深川をはじめ、共演する室井滋、小野寺ずる、大友律、若葉竜也、松尾貴史、冨永昌敬監督(「白鍵と黒鍵の間に」)が出席した。

まどかの義母の澁澤環を演じる室井は「いままで、何度か京都の方々に褒められたが、きっと逆だったのかな?」と不安そうな表情。「この作品、京都の皆さんがご覧になったら、どう思うのか……。でも、京都は大好きです」と京都愛を語った。
また、まどかの夫で扇子店の長男・澁澤真理央を演じた大友が「京都弁が難しかった」と振り返ると、まどかの義父で環の夫・澁澤達雄役の松尾が「京都では“京ことば”言います~」とすかさず解説。映画が描くピリピリを、コミカルに再現していた。

冨永監督は「当初は『嫁ぎ先がやばかった』的な、ホラー映画みたいな内容だった」と明かし、「でも、やばかったのは僕らの偏見で。それに気づいて成長する主人公を描くことになった。コメディを作ったつもりなので、楽しんでもらえれば」と話していた。
「ぶぶ漬けどうどす」は、6月6日からテアトル新宿ほかで公開。
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