伝説のドライブゲーム「アウトラン」映画化 マイケル・ベイ監督×シドニー・スウィーニーが強力タッグ
2025年4月28日 10:00
Photo by Hector Vivas/Getty Images , Photo by Rodin Eckenroth/Getty Imagesアクション映画の巨匠マイケル・ベイ監督と、ハリウッド注目の若手女優シドニー・スウィーニーが、セガの伝説的レーシングゲーム「アウトラン」の映画化プロジェクトでタッグを組むことが決定した。米ハリウッド・レポーターが報じている。
「アウトラン」は1986年にセガがリリースしたアーケードゲームで、真っ赤なフェラーリ・テスタロッサを思わせるオープンカーに金髪の美女を助手席に乗せ、ヨーロッパの壮大な景観の中を駆け抜けるドライブがテーマだ。プレイヤーは制限時間内に交通を避けながら目的地に到達することを目指す。このゲームは1987年に米国と日本で最も収益の高いアーケードゲームとなり、競争よりも「ドライブ体験」そのものを楽しむという新しいジャンルを確立した。
特筆すべきは、プレイヤーが選択できる3種類のBGMが大きな反響を呼び、後に「アウトラン」と名付けられるエレクトロニック・ミュージックのサブジャンルを生み出すほどの文化的影響力を持ったことだ。セガのゲームデザイナー鈴木裕氏が手がけたこの作品は、「体感ゲーム」シリーズの代表作として今なお世界中に熱狂的なファンを持つ。
近年、ゲーム原作の映画は空前の成功を収めている。ユニバーサルの「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」は世界興行収入14億ドルを突破し、「ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ」も2億9000万ドルを記録。パラマウントの「ソニック・ザ・ムービー」シリーズも安定した人気を誇り、最近公開された「マインクラフト ザ・ムービー」も好成績をマークしている。
本作ではベイが監督と製作を兼任し、スウィーニーは製作として参加。脚本は「ポーラー 狙われた暗殺者」「サイレント・ナイト 悪魔のサンタクロース」で知られるジェイソン・ロスウェルが担当する。制作はユニバーサル・ピクチャーズが手がけるが、現時点ではストーリーの詳細は明らかにされていない。
米HBO人気ドラマ「ユーフォリア EUPHORIA」でブレイクしたスウィーニーは、近年「リアリティ」「恋するプリテンダー」「マダム・ウェブ」など話題作に続々出演。今回は製作者としての参加が発表されているが、主演も期待される。彼女は「ユーフォリア EUPHORIA」シーズン3に加え、SF名作「バーバレラ」のリメイク、アナ・デ・アルマスと共演する「エデン」、そして日本のアニメ「ガンダム」の実写版など、複数の注目プロジェクトが控えている。
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