恋するプリテンダー

劇場公開日:

解説・あらすじ

オーストラリアのきらめくリゾートを舞台に、大人の男女が意地とプライドを懸けて繰り広げる恋の駆け引きを描いたラブコメディ。

弁護士を目指してロースクールに通うビーは、街角のカフェで知り合った金融マンのベンと最高の初デートをするが、ちょっとした行き違いが原因で燃え上がった恋心も一気に凍りついてしまう。数年後、そんな2人がオーストラリアで同じ結婚式に出席して偶然に再会。真夏のリゾートウェディングに皆が心躍らせる中、険悪なムードを漂わせる2人。しかし、復縁を迫る元カレから逃げたいビーと元カノの気を引いてヨリを戻したいベンは、互いの望みをかなえるために恋人のフリをすることになり……。

ビー役はドラマ「ユーフォリア EUPHORIA」や映画「リアリティ」で注目を集めるシドニー・スウィーニー、ベン役は「トップガン マーヴェリック」のハングマン役でブレイクしたグレン・パウエル。監督は「小悪魔はなぜモテる?!」「ANNIE アニー」で知られるウィル・グラック。

2023年製作/103分/G/アメリカ
原題または英題:Anyone But You
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
劇場公開日:2024年5月10日

オフィシャルサイト

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映画レビュー

3.5【”喧嘩する程仲が良い。”一目惚れしたメンドクサイ大人の男女の子供みたいなクスクス笑える恋の駆け引きを描いた作品。男女を演じたグレン・パウエルとシドニー・スウィーニーが魅力的なラヴコメ作品。】

2025年4月30日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

知的

幸せ

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NOBU

3.0恋の操り人形

2025年4月27日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

単純

作品冒頭、街中を人波をかき分けて急ぐブラウスにジーンズ姿の若い女性、急ぎ足で歩いているためそのブラウスの胸元が激しく揺れている。それはまるでこれから始まる運命的な出会いに胸躍らせるかのように。

カフェでトイレを使いたいビー、その彼女に機転を利かせてくれたベン、二人の出会いは運命的なものだとお互いが感じた。
しかしそのあまりにできすぎた出会いにビーは尻込みして思わず彼の部屋から出てしまう。思い直して戻ってみたら自分を罵るベンの姿。やはり最高の出会いと思ったのはお互い間違いだったと思い知る。

この二人の共通点はともに恋に憶病になっていたこと。ビーは自分の人生に疑問を抱いていてその目標を失いかけていた時期でもあり、非の打ち所の無い彼氏にも気後れするような状態。ベンの方は大恋愛した女性と破局し、プレイボーイを気取りながらもいまだ立ち直れないでいた。
そんな恋に臆病な二人がお互いの家族の結婚式に出席したことから巻き起こるドタバタコメディー。
などと書いたが、正直言って脚本があまりうまくない。結婚式を穏便に済ませるために周囲の人間たちが二人を無理矢理くっつけようとしたり、逆に二人は自分たちの利益のために恋人同士の振りをしようとしたり、いくらコメディーでも話に少々無理がありすぎた。

笑わせる部分も冒頭のトイレでジーンズを乾かすシーンはまだ笑えたけど、そのあとのギャグは無理やりで全てが滑ってた。
ファーストクラスでのクッキー盗み食いからの下ネタギャグなんてやはり無理がありすぎだし、下着に蜘蛛が潜り込んでいたからといっていきなり全裸になるなんてこれも無理やり。
無理やり笑わせようとするギャグは滑るのが定石。いかにさりげなく自然に笑わせるかがコメディーの腕の見せ所。
コメディーだからリアリティなくても許されると考えてるなら大間違い。こういう作り話でこそ幾ばくかのリアリティがなくては観客は感情移入できないし物語にも入り込めない。

コメディで笑えないのはほんとつらい。終始ビキニのお姉ちゃんと大胸筋を見せられてるだけの映画の気がした。最新作で配信で無料だから見てみたけど正直きつくて途中からビール飲みながら鑑賞した。

ただ主演女優さんを見て驚いた。ビーを演じたのは前作の「リアリティ」で主演を演じたシドニースウィーニー。この落差に正直驚いた。
「リアリティ」ではそのタイトル通りリアルで地味な女性役を演じていただけに今回のコメディエンヌぶりには感心させられた。まあ、それが俳優たるものなのだろうけど。しかしスゴイ落差だなあ。

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レント

3.0…嘘からでたまこと

2025年4月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

…好きじゃないと言いながらも
心の奥底はお互い初めての会った
夜の時から好きと感じていた
のに…素直になれない二人
好き嫌いがはっきり言えること
それこそがいい関係なのかも
周りのおせっかいもほどほどに
という感じ
笑えるところもあったけど
storyの展開とテンションにも
ついていけない所があった
軽い気持ちで観るには丁度いい

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しろくろぱんだ

3.0アメリカの価値観の多様性

2025年4月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

いろいろなカップルがドタバタと交錯しながら展開するコメディ。女性同士の同性婚を当たり前に描きつつ、親が子どもに教育を押し付けようとしたり、結婚することが幸せへの道だ的な親世代の前世紀的な価値観をも描くことで、アメリカでもまだまだ様々な価値観がせめぎ合っていることがうかがい知れる。

どうでもいいけど、Titanic me. (タイタニックして)とタイタニックを動詞で使っている表現を初めて聞いた。

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Tofu