「スター・ウォーズ ビジョンズ」Volume3、10月29日配信!神山健治総監督による初のシリーズ作品制作も決定【スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン2025】
2025年4月20日 14:41

千葉・幕張メッセで開催されている「スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン2025」。最終日を迎えた4月20日、幕張イベントホールでは、日本のアニメーション・スタジオ製作による短編アンソロジーシリーズ「スター・ウォーズ ビジョンズ」Volume3のパネル(ステージイベント)が行われ、同作が10月29日にディズニープラスで全米配信されることが発表された。
「スター・ウォーズ ビジョンズ」では、日本のアニメーターたちの斬新な“ビジョン”を通して、正史にとらわれない自由で、ユニークな物語を構築。レガシーを受け継ぎながらも、日本の美を感じさせる繊細さ、アニメ特有の“可愛さ”、そして圧倒的なキャラクター性など、日本のアニメ文化の精神をふんだんに盛り込み、深い愛情と新たな魅力が引き出された。

もともと、「スター・ウォーズ」は日本の神話や黒澤明監督の映画に影響を受けており、そのクリエイティブな“聖地”と言うべき日本に、「スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン2025」が帰還を果たした今回、同作に関する最新情報が次々とお披露目され、ファンは大盛り上がりだった。以下、各スタジオが手がける作品に関する概要を紹介する。

テレビアニメ「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズのオープニング映像や、映画「ニンジャバットマン」など、ハイクオリティなアニメーションを生み出し続ける神風動画。そして、「鋼鉄城アイアン・キャッスル」などを手がけるANIMAによるコラボレーションが実現する。ANIMAが、「スター・ウォーズ ビジョンズ」に参加するのは初めて。
「スター・ウォーズ ビジョンズ」Volume1に収録されている「THE DUAL」の続編。パネルでは、やくざの親分だというアンゼラ人と彼をサポートするウーキー、カンティーナの酒場にいるエイリアンを参考にしたという、ハックと名付けられたカマキリのようなキャラクターや、賭場になっているという「AK-BK」戦闘モービルなどのコンセプト画が公開された。

テレビアニメ「カードファイト!! ヴァンガード Divinez」「盾の勇者の成り上がり」など、次々に話題作を制作している。「スター・ウォーズ ビジョンズ」Volume1に収録されている「村の花嫁」の続編にあたる。オーダー66を生き抜いた主人公エフの新たな冒険を、未来を象徴する子どもたちとの交流を通して描いていく。パネルでは、エフと子どもたちの姿を捉えたカットや、性別不明の新キャラクターなどが紹介された。

「攻殻機動隊」シリーズや「PSYCHO-PASS サイコパス」シリーズ、「ハイキュー!!」などを手がける。「スター・ウォーズ ビジョンズ」Volume1に収録されている「九人目のジェダイ」の続編。暗黒面が追う鍛冶屋の娘カーラが、行方不明になったライトセーバーの生みの親である父親を探す壮大な冒険が繰り広げられる。アクションはもちろん、カーラが「大切な人を守るため」に戦い、成長する姿にスポットを当てる。

みなしごの主人公ユコと、面倒を見るドロイドのビリーの心温まる交流と冒険を描く。パネルでは、甘えん坊だというユコ、お腹に電子レンジがついたクマのような見た目のビリーのデザイン画、さらに惑星タトゥイーンの宇宙港街モス・アイズリーでのユコとビリーのキュートなアクション映像が披露され、その“KAWAII”魅力に会場からはため息が漏れていた。

テレビアニメ「ダンジョン飯」や「ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン」など、海外にも熱狂的なファンを持つ同スタジオが製作するのは、密輸業者が主人公の「THE SMUGGLER」だ。パネルでは、ハン・ソロにインスパイアされた主人公や、ストームトルーパーやグリードといった既存のキャラクターを新たにキャラ化した登場人物の画像が公開された。

テレビアニメ「王様ランキング-勇気の宝箱-」や「劇場版 SPY×FAMILY CODE: White」などヒット作品を次々と生み出す。「スター・ウォーズ ビジョンズ」に参加するのは初めて。セブンという名の賞金稼ぎと、相棒ドロイド「IV-A4」が謎の実業家から仕事を依頼される。

「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズで知られる庵野秀明が創作管理統轄を務める。「スター・ウォーズ ビジョンズ」に参加するのは初めて。「スター・ウォーズ」の世界における“四枚羽”である戦闘機Xウイングをモチーフに、主人公と秘密を抱えるドロイドが冒険に旅立つ。テイ・トイワが音楽を手掛けることも発表された。

テレビアニメ「亜人」シリーズをはじめ、「スター・ウォーズ クローン・ウォーズ」の制作にも携わり「スター・ウォーズ」を知り尽くす。「スター・ウォーズ ビジョンズ」に参加するのは初めて。日本古来の神話を下敷きに、盲目の少女の現実世界での戦いと精神世界の放浪を描く。フォースの斬新な映像化にも挑んでいる。

テレビアニメ「アンデッドアンラック」「うる星やつら」といった話題作を手がける。「スター・ウォーズ ビジョンズ」に参加するのは初めて。本来はモブキャラであるストームトルーパーの人生にスポットをあてる。黒を基調とした背景に、ストームトルーパーの白いシルエットが浮かび上がる独特なスタイルが追及されている。

また、サプライズとして、「スター・ウォーズ ビジョンズ」Volume1に収録されている「九人目のジェダイ」の脚本・監督を務めた神山健治氏が登壇。ファンに向けて「再び戻ってこられてすごく光栄です。Volume1では、カーラがお父さんを探しに旅立ったところで終わりました。その父を探すストーリーの中で、父がライトセーバーを作った秘密がより深く、長編シリーズとして描かれることになります」と発表したタイトルは「Star Wars Visions Presents -The Ninth Jedi(原題)」で、「スター・ウォーズ ビジョンズ」としては初めての長編シリーズ。26年の完成を予定している。
「スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン2025は、4月20日まで千葉・幕張メッセで開催。

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