ドストエフスキー「白夜」をモチーフにした邦画「永遠の待ち人」の特報、場面写真を公開
2025年4月3日 10:00

文豪ドストエフスキーの短編小説「白夜」に着想を得て、紅葉の美しい秋の日本を舞台に「白夜」とは異なるエンディングで描く「永遠の待ち人」の特報と場面写真、主要キャストのコメントが公開された。
「白夜」は、1848年の出版以来、ルキノ・ヴィスコンティがイタリアを舞台に、ロベール・ブレッソンがパリを舞台に、そしてジェームズ・グレイがニューヨークを舞台に(「トゥー・ラバーズ」)、場所や設定を変えて映画化されてきた。ブレッソンの「白夜」は4Kにレストアされ現在公開中で、今なお愛され続けている。
本作の監督で、日活の現役社員である太田慶は、孤独な青年の決して成就することのない恋を描く「白夜」を愛する者として、自分がどうしてこの物語に惹かれるのかを映画を作ることを通して探究したいと考え、本作のメガホンをとった。

仕事ばかりで家庭を顧みなかった泰明は、妻の麻美が去ったショックからうつ病になり、会社を休職している。そんな彼にとって、たまに手土産を持って様子を見にくる同僚・岡崎と鉢植えだけが話し相手だった。ある日、路上で女性とぶつかった泰明は、その女性・美沙子がバッグから落としたナイフを拾い、ベンチで本を読んでいた彼女に話しかける。
美沙子は3年間毎日そのベンチを訪れ、恋人の慎一を待ち続けているという。泰明は美沙子に心ひかれ、彼女のもとに通うようになる。美沙子が迷いなく語る愛の定義を聞き、自分と元妻の関係を反省した泰明は、美沙子にある提案をするのだが……。
「桃源郷的娘」「狂える世界のためのレクイエム」の太田が監督・脚本を手がけ、太田監督作の常連俳優・永里健太朗が主演を務めた。「ビリーバーズ」の北村優衣が美沙子役、「うみべの女の子」の高崎かなみが麻美役で共演。
「永遠の待ち人」は、6月6日から全国で順次公開予定。
主要キャストのコメントは以下のとおり。


(C)太田慶
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