マイケル・ファスベンダー、ボンド役オーディションでの意外な過去を告白「自分ではなくクレイグを推薦」
2025年3月18日 15:00

新たなジェームズ・ボンド役の選考が注目を集める中、驚きの過去が明らかになった。人気俳優マイケル・ファスベンダーが「007 カジノ・ロワイヤル」のオーディション時に、自分自身ではなくダニエル・クレイグを推薦していたと明かした。
ファスベンダーはこのほど、ポッドキャスト「Happy Sad Confused」に出演し、この意外なエピソードを告白。「(プロデューサーの)バーバラ・ブロッコリとは以前から面識があり、ダニエル(クレイグ)がキャスティングされる前のオーディション段階に参加したんだ。自分は本命ではなかったと思うけどね」と述懐。「オーディション室に入って彼女とマイケル・G・ウィルソンに会ったとき、『ダニエル・クレイグが最適だと思います』と言っていたことを覚えている。なぜ自分の競争相手を推していたのか分からない。自分自身を売り込むべきだったのに」
「X-MEN」シリーズや「スティーブ・ジョブズ」などで知られるファスベンダーは、「オーディションがひどく下手だった」と自己評価しつつ、「明らかにダニエルは素晴らしい仕事をし、歴史上最も成功したボンドになったと思う」と称賛の言葉も添えている。
007シリーズは、ピアース・ブロスナン主演の「007 ダイ・アナザー・デイ」(2002)の後、リブートが決定。その際のオーディションには多くの若手俳優が参加していた。なかでも「ウィッチャー」で知られるヘンリー・カビルは最有力候補の一人だったが、プロデューサー陣に若すぎると判断された。
「007 カジノ・ロワイヤル」のマーティン・キャンベル監督は昨年、英エクスプレスの取材に対し、「彼(カビル)のオーディションは素晴らしかった。演技も素晴らしかった」と振り返り、「もしダニエルが存在しなかったら、ヘンリーは優れたボンドになっていただろう」と語っている。
5作品でボンド役を演じたクレイグが引退した現在、関係者は次期007俳優の選考を進めているといわれる。長い歴史を持つこの人気シリーズが次にどのような展開を見せるのかに注目が集まる。
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