【第97回アカデミー賞】キーラン・カルキンが助演男優賞! 「リアル・ペイン 心の旅」で初受賞
2025年3月3日 09:29

第97回アカデミー賞(2025)の授賞式が3月2日(現地時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、「リアル・ペイン 心の旅」(公開中)のキーラン・カルキンが助演男優賞を初受賞した。
本作は、「僕らの世界が交わるまで」で監督デビューを果たしたジェシー・アイゼンバーグの長編監督2作目となるロードムービー。アイゼンバーグは監督に加えて脚本・製作・主演も務め、アカデミー賞脚本賞にノミネートされた。

物語の中心となるのは、ニューヨークに住むユダヤ人のデヴィッド(アイゼンバーグ)と従兄弟ベンジー(カルキン)。兄弟のように育ったものの現在は疎遠になっている2人は、祖母の遺言で数年ぶりに再会し、ポーランドのツアー旅行に参加することに。正反対な性格のデヴィッドとベンジーは時に騒動を起こしながらも、同じツアーに参加した個性的な人たちとの交流や、家族のルーツであるポーランドの地を巡るなかで、自身の生きづらさに向き合う力を見出していく。カルキンは、主人公デヴィッドとともにポーランドを旅する従兄弟ベンジー役を演じ、第82回ゴールデングローブ賞に続き初のオスカーを獲得した。
7人きょうだいの三男(第4子)として育ち、兄マコーレー・カルキンの主演作「ホーム・アローン」(90)で主人公のいとこ役を演じて俳優デビューしたカルキンは、「花嫁のパパ」(92)や「マイ・フレンド・メモリー」(98)、「サイダーハウス・ルール」「ミュージック・オブ・ハート」(ともに99)などで活躍。主演作「17歳の処方箋」(02)で、ゴールデングローブ賞最優秀主演男優賞にノミネートされた。
TVシリーズ「メディア王 華麗なる一族」(18~23)では主人公一族の三男ローマン・ロイ役を演じ、23年度のエミー賞と第81回ゴールデン・グローブ賞テレビドラマ部門で主演男優賞を受賞した。

PR
©2025 Disney and its related entities
関連ニュース


【第97回アカデミー賞ノミネート全リスト】「エミリア・ペレス」が最多12部門13ノミネート!日本勢は伊藤詩織監督が長編ドキュメンタリー部門、西尾大介監督「あめだま」が短編アニメ部門に選出
2025年1月24日 00:02




映画.com注目特集をチェック

“ベスト主演映画”TOP5を発表!
【出演123本の中から、1位はどの作品?】そして最新作は、生きる力をくれる“集大成的一作”
提供:キノフィルムズ

ワン・バトル・アフター・アナザー
【個人的・下半期で最も観たい映画を実際に観たら…】期待ぶち抜けの異常な面白さでとんでもなかった
提供:ワーナー・ブラザース映画

96%高評価の“前代未聞の心理戦”
【スパイによる究極のスパイ狩り】目を逸らせない超一級サスペンス
提供:パルコ

映画.com編集長が推したい一本
【ただの映画ではない…】むしろ“最前列”で観るべき奇跡体験!この伝説を人生に刻め!
提供:ポニーキャニオン

酸素残量はわずか10分、生存確率0%…
【“地球で最も危険な仕事”の驚がくの実話】SNSで話題、極限状況を描いた超高評価作
提供:キノフィルムズ

めちゃくちゃ笑って、すっげぇ楽しかった超刺激作
【これ良かった】激チャラ大学生が襲いかかってきて、なぜか勝手に死んでいきます(涙)
提供:ライツキューブ

なんだこのかっこいい映画は…!?
「マトリックス」「アバター」など数々の傑作は、このシリーズがなければ生まれなかった――
提供:ディズニー

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント