新生キャプテン・アメリカ、MCUの新章を開く
2025年2月3日 15:00
2月14日に全国公開される「キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド」。世界公開を前に、2月2日(現地時間)、世界各国のメディアを対象としたオンライン記者会見が開催され、主演のアンソニー・マッキー、ハリソン・フォード、そして製作陣が、待望の新作への想いを熱く語った。
「アベンジャーズ エンドゲーム」でスティーブ・ロジャースから盾を受け継いだサム・ウィルソンが、新たなキャプテン・アメリカとして単独主演を務める本作は、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の新たな時代の幕開けとなる。世界中が注目するなか、キャスト・スタッフは、この作品がもつ重要な意味と、新生キャプテン・アメリカへの期待を語ってくれた。
物語は、初代キャプテン・アメリカから"正義の象徴"である盾を受け継いだサム・ウィルソンが、その重圧と戦い、葛藤する日々を送る中で展開する。そんな彼のもとに、かつてアベンジャーズを批判し、対立していた元国務長官で現在はアメリカ大統領となったサディアス・ロスから"アベンジャーズ"の再結成を依頼される。しかし、ロス大統領が参加した国際会議で大規模なテロ事件が発生。各国の思惑と様々な情報をめぐり争いが交錯し、世界は緊張状態に陥っていく――。
「スティーブがサムに盾を託す瞬間を目撃した時から、この物語を描きたいと思っていました」と語るのは、マーベル・スタジオ社長で製作総指揮のケビン・ファイギだ。そして2014年の「キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー」からサム・ウィルソンを演じ続けてきたアンソニー・マッキーは、新キャプテン・アメリカとしてのサムの本質をこう語る。
「サムとスティーブには多くの共通点があると思う。だからこそスティーブは、サムの持つ独特な誠実さと人間性を見込んで、彼に盾を託すことを選んだんだと思うんだ。しかし、サムには彼にしかない深い思いやりと理解力がある。彼との出会いを思い出してほしい。彼はカウンセラーだった。退役軍人でもあった。意図と善意に満ちた、表裏のない人間なんだ」
特に注目すべきは、サムが「超人」ではないという点だ。「この映画は、サムを独自のキャプテン・アメリカとして、独自の化身として確立するものになる。そして、彼が一度も血清を投与されていないという事実、彼が万人のキャプテン・アメリカであるという事実が、このシリーズの未来に大きな影響をもたらすと信じている」とマッキーは語る。
本作では名優ハリソン・フォードが、MCU初参戦。アメリカ大統領となったサディアス・ロスを演じ、さらには「レッドハルク」への変身という衝撃的な展開も待ち受ける。「私は、マーベル作品で、尊敬する俳優たちが生き生きと演技をする姿を見て、いつか参加したいとずっと思っていた。このクリエイティブな遊び場で演技できる機会を得られたことを、大変嬉しく思っている」とフォードは出演の喜びを語った。
監督のジュリアス・オナーは、本作の斬新さについてこう説明する。「最大の課題は、いかに新しい要素を提供するかということでした。彼を独特なキャプテンたらしめているのは、彼の技術、特にワカンダの技術と翼を駆使している点です。エネルギーを吸収して放出できる能力、飛び、舞い上がり、切り裂く能力など、本当に革新的な要素が数多くあります」
プロデューサーのネイト・ムーアも「サム・ウィルソンの魅力的な部分をたくさん見ていただけると思います。カリスマ性があり、共感を呼ぶキャラクターです。今回の映画では、彼が新しいツールを手に入れており、それがとても楽しい要素になっています」と太鼓判を押す。
マッキーは最後に、本作の意義をこう語った。「この『ブレイブ・ニュー・ワールド』は、最初の『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』と同じように、次なる最高潮へと向かうための基盤であり、足がかりになると感じているんだ。MCUの宇宙における重要な瞬間の始まりに立ち会えたことを、僕たちは誇りに思っている」
「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」は2月14日、全国の劇場で幕を開ける。
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