「ハリー・ポッター」TVシリーズ、映画版監督が期待を表明
2025年1月23日 11:00
「ハリー・ポッター」映画版で第1作「賢者の石」と第2作「秘密の部屋」を手がけたクリス・コロンバス監督が、HBOの新作テレビシリーズについて「素晴らしいアイデア」と評価した。「ホーム・アローン」「ミセス・ダウト」などのヒット作で知られるコロンバス監督は、米ピープル誌の取材でテレビシリーズならではの可能性に期待を示した。
新シリーズは原作全7巻をそれぞれ1シーズンかけて描く大規模プロジェクト。映画版では160日の撮影期間を要しながら上映時間を2時間40分に収める必要があったが、「各巻を複数のエピソードで展開でき、映画では入れられなかったシーンをすべて盛り込める」とコロンバス監督は利点を語った。
キャスティングでは、アカデミー賞受賞俳優のマーク・ライランスがダンブルドア役の最有力候補に。「オッペンハイマー」主演のキリアン・マーフィーはヴォルデモート役候補として注目を集めている。映画版でヴォルデモートを演じたレイフ・ファインズも「キリアンなら大賛成だ」と太鼓判を押した。
製作陣には「メディア王 華麗なる一族」のフランチェスカ・ガーディナーがショーランナーとして、「ゲーム・オブ・スローンズ」のマーク・マイロッドが演出として参加。ハリー、ロン、ハーマイオニーの配役は多様性を重視したオーディションを実施中だ。
新シリーズは今夏から撮影を開始し、2026年の放送開始を予定している。