中島健人「見たことない自分にたどり着けた」 記念すべき10本目の出演映画「知らないカノジョ」で新境地
2025年1月22日 20:15
中島健人が1月22日、都内で行われた主演作「知らないカノジョ」の完成披露試写会に、共演するmilet、桐谷健太、風吹ジュン、メガホンをとった三木孝浩監督とともに登壇した。自身にとっては、記念すべき10本目の出演映画。「ずっと憧れだった、念願の三木組に入ることができました」と初タッグの喜びを語り、「ナチュラルな部分を引き出していただき、ありのままの自分を表現できた。赤裸々な自分を見られるのは恥ずかしいが、見たことない自分にたどり着けた」と、俳優として踏み出した新境地に達成感を示した。
フランス映画「ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから」をもとに、現代の日本ならではの舞台、キャラクター設定に一部改変してリメイク。ベストセラー小説家のリク(中島)と、歌手の夢を諦めて夫・リクを支えるミナミ。大学時代に一目ぼれし、結婚した2人だったが、大喧嘩した翌朝、リクは文芸誌の編集部員、ミナミはリクとは無縁の人気シンガーとしての人生を歩んでいた。突然、すべてが逆転した世界に戸惑いながら、リクは元通りの人生を取り戻そうと奔走する。
中島の言葉に、恋愛映画の名手である三木監督も「僕も、10年くらい前からご一緒したかった」といい、「普段はパーフェクトアイドルですけど、カッコ悪さや弱さを見せる、素直な“素”の中島健人は、こんなにキュートなんだと。ファンの皆さんが知らない健人くんを見てほしかった」と振り返った。
これが映画初出演となるシンガーソングライターのmiletは、「不安もあったが、三木監督という大きな船に乗り、勇気を与えてもらった」と感謝し、「もしもの世界を描いた作品ですが、私にとっては(俳優挑戦が)それなのかなと。いままでにない経験をさせてもらい、新しいmiletを見つけることができた」と、中島同様に新たなチャレンジに誇らしげ。主題歌「I still」も書き下ろしており、「ミナミと一緒に作り、ミナミが引き出してくれた大切な楽曲」だと語っていた。
桐谷が演じるのは、リクの大学時代からの親友・梶原恵介役。三木組常連であり、中島とは「ラーゲリより愛を込めて」で共演している。物語の序盤は大学生という設定で、「もしもというより、まさかの世界(笑)。でも大学8年生ということで、やりがいがあり、堂々と演じた」と笑いを誘った。
また、風吹はミナミの祖母で、育ての親である前園和江役を担い、「素敵な2人に出会えて本当に幸せな時間」と、中島とmiletとの共演に感激した様子。三木監督の作品に出演するのは初めてで、「役者陣からの人気が高いこと、高いこと。一度出演すると、すぐにまたお会いしたくなる」と話していた。
「知らないカノジョ」は、2月28日に全国公開。