「グラディエーターII」邦題決定&本予告完成 主人公ルシアスは、ラッセル・クロウ演じるマキシマスの息子だった
2024年9月24日 15:00
巨匠リドリー・スコットの名作「グラディエーター」続編の邦題が、「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」に決定し、あわせて海外版本予告と新場面写真がお披露目。映像では、ポール・メスカル扮する主人公ルシアスの父が、前作でラッセル・クロウが演じたマキシマスであることが明かされている。
人類の歴史上、最大級の栄華を誇った大帝国・古代ローマを舞台にした「グラディエーター」は、苛烈を極める皇帝の後継者争いの陰謀に巻き込まれ、奴隷の座へと落とされた元大将軍マキシマスが復讐を誓い、剣闘士(グラディエーター)としてコロセウムで極限の闘いに挑むさまを描いた作品。クロウ、ホアキン・フェニックス、リチャード・ハリスら名優たちによる演技合戦、大スケールで描かれる情熱的なバトルシーンなどが話題を呼び、第73回アカデミー賞では作品賞、主演男優賞(クロウ)を含む5部門受賞(12部門ノミネート)を果たした。
続編では再び、スコット監督がメガホンをとる。アカデミー作品賞受賞作の続編が、同じ監督によって作られるのは、フランシス・フォード・コッポラ監督作「ゴッドファーザー」(1972)の続編「ゴッドファーザー PART II」(74)以来。もし本作がアカデミー作品賞を受賞すれば、約50年、半世紀ぶりのシリーズ2作連続受賞となり、期待が高まっている。
主演は「aftersun アフターサン」で第95回アカデミー主演男優賞にノミネートを果たし、「異人たち」など話題作への出演が続くメスカル。そのほか、デンゼル・ワシントン、ペドロ・パスカル、コニー・ニールセン、ジョセフ・クイン、フレッド・ヘッキンジャーら豪華俳優陣が勢ぞろいしている。7月にティザー予告が公開されると、公開後24時間のうちに、全世界で「トップガン マーヴェリック」を超える再生回数1億2800万回を記録した。
本予告では、将軍アカシウス(パスカル)率いるローマ帝国軍の侵攻で、愛する妻を殺されたルシアスを活写。全てを失い、アカシウスへの復讐を胸に誓った彼は、謎の男・マクリヌス(ワシントン)と出会う。ルシアスの心のなかで煌々と燃え盛る“怒り”に目をつけたマクリヌスの導きで、ルシアスはローマへと赴き、マクリヌスが所有する剣闘士として、コロセウムで待ち受ける戦いへと踏み出していく。
彼の周囲では、虎視眈々と権力の座を狙うマクリヌス、飢えるローマ市民など意に介さず、権威を誇示し続ける双子皇帝のゲタ(クイン)とカラカラ(へッキンジャー)、前作に登場した元皇帝コモドゥス(フェニックス)の姉で、マキシマスのかつての恋人・ルッシラ(ニールセン)、自らの命を狙うルシアスとの戦いを余儀なくされる将軍・アカシウスら、さまざまな登場人物の思惑が入り乱れている。そんななか、ルッシラの口から、ルシアスの父親がマキシマスであるという衝撃の事実が語られる。「父親のように強くあって」というルッシラの言葉、そしてルシアスがマキシマスのかつて着用していた鎧を手に取るシーンに、胸が熱くなる仕上がりだ。
場面写真では、ルシアスが重厚な鎧に身を包んだ屈強な戦士たちを頼もしく従える姿、コロセウムでの戦いに赴こうとする瞬間がおさめられている。
「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」11月15日から全国公開。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
不都合な記憶 NEW
【伊藤英明演じるナオキがヤバ過ぎ】妻を何度も作り直す…映画史に残る“サイコパス”爆誕!?
提供:Prime Video
ビートルジュース ビートルジュース NEW
【史上初“全身吹替”が最高すぎて横転】近年で最も“吹替が合う”映画が決定…全世代、参加必須!
提供:ワーナー・ブラザース映画
ヴェノム ザ・ラストダンス NEW
【映画.com土下座】1回観てください…こんな面白いのに、食わず嫌いで未見は本当にもったいない!
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
サウンド・オブ・フリーダム
【子どもが売られている…】おぞましい児童性的人身売買を追い、異例の大ヒットとなった衝撃作
提供:ハーク
憐れみの3章
【「哀れなるものたち」に連なる新・衝撃体験】キャスト全員、化け物級の演技力。脳をかき乱す傑作。
提供:ディズニー
関連コンテンツをチェック
シネマ映画.comで今すぐ見る
休暇をもらって天国から降りてきた亡き母と、母が残したレシピで定食屋を営む娘が過ごす3日間を描いたファンタジーストーリー。 亡くなって3年目になる日、ポクチャは天国から3日間の休暇を与えられ、ルール案内を担当する新人ガイドととも幽霊として地上に降りてくる。娘のチンジュはアメリカの大学で教授を務めており、そのことを母として誇らしく思っていたポクチャだったが、チンジュは教授を辞めて故郷の家に戻り、定食屋を営んでいた。それを知った母の戸惑いには気づかず、チンジュは親友のミジンとともに、ポクチャの残したレシピを再現していく。その懐かしい味とともに、チンジュの中で次第に母との思い出がよみがえっていく。 母ポクチャ役は韓国で「国民の母」とも呼ばれ親しまれるベテラン俳優のキム・ヘスク、娘チンジュ役はドラマ「海街チャチャチャ」「オーマイビーナス」などで人気のシン・ミナ。「7番房の奇跡」「ハナ 奇跡の46日間」などで知られるユ・ヨンアによる脚本で、「僕の特別な兄弟」のユク・サンヒョ監督がメガホンをとった。劇中に登場する家庭料理の数々も見どころ。
「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。
文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。
奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。
動物園を経営するノーマンとマカリスターは、カリブ海にハネムーンで訪れた。ボートで海へ出たが沖へ流され、台風で船は沈没してしまい二人はある島へ打ち上げられた。そこでガチョウの卵のようなモノを見つけた。運よく救助された二人は卵を持ち帰るが、その卵から見たことのない“怪物”が生まれた。手に負えなくなった夫婦は経営する動物園に「パンダザウルス」として展示することに。しかし檻を破っていなくなってしまう。パンダザウルスの存在は次第に知れ渡り、大騒ぎに!精神科医は“怪物”の存在を否定しているが…果たして「パンダザウルス」とはいったい何なのか!?
時価6億円の値打ちがある真珠をめぐって起こった、ある家族の相続問題を、意思能力が低い状態がある人を法律的に支援する「成年後見制度」の問題とともに描いたドラマ。 三重県伊勢志摩で真珠の養殖を営む大亀家の母・満代が亡くなった。財産管理の弁護士で成年後見人である城島龍之介が大亀家にやってくるが、遺産相続や、父・仙太郎の手による時価6億円の真珠が家族たちの自由にならないことがわかり、巨額な財産をめぐって大騒動が巻き起こる。そんな中、三女の遥海は、母を死に追いやったのは真珠の養殖を手伝わせた父が原因であると恨みを募らせていた。しかし、そんな父に認知症の疑いが発覚し……。 遥海役を比嘉愛未、城島役を三浦翔平、仙太郎役を三浦友和、満代役を石野真子がそれぞれ演じ、松岡依都美、山崎静代、小手伸也、浅利陽介、田中要次が脇を固める。監督は「天外者」「利休にたずねよ」の田中光敏。