「トイ・ストーリー3」金曜ロードショーで今夜放送! あらすじ・キャスト・トリビアまとめ
2024年9月20日 21:00
「トイ・ストーリー」シリーズ最高傑作と呼び声の高い「トイ・ストーリー3」が本日9月20日午後9時から、日本テレビ系の「金曜ロードショー」(本編ノーカット)で放送されます。映画.comではあらすじ、キャスト情報のほか、知れば本編を一層楽しく見られる本作のトリビアもお届けします。
シリーズ3作目となる本作は、米アカデミー賞で長編アニメーション賞と主題歌賞の2部門を受賞し、興行収入は全世界で10億ドルを突破。当時のアニメーション映画での世界興収第1位をマークし、日本でも100億円超えのメガヒットを記録しました。監督は「トイ・ストーリー2」や「ファインディング・ニモ」で共同監督を務めたリー・アンクリッチで、前2作で監督を務めたジョン・ラセターが製作総指揮に回りました。音楽を担当したのは、シリーズを通して手掛けているシンガーソングライターのランディ・ニューマンです。
子どもはもちろん、大人世代からも涙をしぼりとった本作で描かれるのは、成長して大人になっていくアンディとおもちゃたちの運命と葛藤です。映画史に残る名シーンと名高いラストも大いに反響を呼びました。新キャラクターとしては、抱きしめるとイチゴのにおいがするテディベアのロッツォや、バービーと意気投合するおしゃれ好きのハンサムな人形ケンにご注目を。
カウボーイ人形のウッディとスペース・レンジャーのアクション・トイ、バズは、アンディのお気に入りのおもちゃ。時を経てアンディは成長し、大学進学のために家を離れることになる。ウッディだけを連れていき、バズをはじめとする他のおもちゃは屋根裏部屋に片付けることを決めたアンディ。しかし、ママの勘違いでバズたちはゴミに出されてしまう。必死でゴミ袋を抜け出し、保育園に寄付するおもちゃの段ボール箱に紛れ込んだバズたち。仲間を救おうと大学行きの段ボール箱を飛び出したウッディも、一緒に保育園に向かうことになる。
ウッディはアンディを信じるべきだと主張するが、保育園でクマのぬいぐるみ・ロッツォの歓迎を受けたバズたちは子どもたちとの新しい生活を選択する。一方、ウッディは1人で保育園を抜け出すことに。しかしバズたちは、乱暴な幼児が集まるクラスに入れられてしまう!
バズ・ライトイヤー:ティム・アレン/所ジョージ
ウッディ:トム・ハンクス/唐沢寿明
ジェシー:ジョーン・キューザック/日下由美
ミスター・ポテトヘッド:ドン・リックルズ/辻萬長
ミセス・ポテトヘッド:エステル・ハリス/松金よね子
ハム: ジョン・ラッツェンバーガー/大塚周夫
スリンキー・ドッグ:ブレイク・クラーク/永井一郎
レックス:ウォーレス・ショーン/三ツ矢雄二
ロッツォ・ハグベア:ネッド・ビーティ/勝部演之
アンディ:ジョン・モリス/小野賢章
ケン:マイケル・キートン/東地宏樹
バービー:ジョディ・ベンソン/高橋理恵子
ボニー:エミリー・ハーン/諸星すみれ
「トイ・ストーリー」シリーズといえば、いろいろな作品のキャラクターがカメオ出演しており、その“イースターエッグ探し”も、映画を見る上での楽しみの1つです。本作は保育園が主要舞台の1つということで、いろいろなおもちゃが登場。また、月日が流れ、アンディたち人間のキャラクターのその後が描かれている点も興味深いです。
きっと誰もが思わず目を見開いてしまうのが、宮﨑駿監督作の人気アニメ「となりのトトロ」の登場シーンではないでしょうか? トトロがミスター・ポテトヘッド&ミセス・ポテドヘッドと共演を果たしています。
宮﨑監督と、製作のジョン・ラセターの公私にわたる交流はよく知られているところですが、ピクサーやディズニーのスタッフ陣には、スタジオジブリ作品のファンが多いそうで、このコラボレーションが実現しました。実際に宮﨑監督や高畑勲、プロデューサーの鈴木敏夫などの名前が“スペシャル・サンクス”としてクレジットされています。
かわいい見た目とイチゴのにおいがするテディベアのロッツォですが、実は陰で保育園を支配するヴィランであることが判明します。そんなロッツォですが、実は「トイ・ストーリー3」の前年に公開された「カールじいさんの空飛ぶ家」にも登場していました。
カールじいさんが町を旅立つ際、窓の外を通る子ども部屋で、女の子が遊ぶベッドの横にいるのがロッツォでした。
「トイ・ストーリー3」でのロッツォは、凶悪な独裁者という設定ですが、紋切り型の悪役に全ふりしたキャラクターではありません。悲しい過去を背負っているというバックグラウンドも描かれる点が、本作の懐の深いところ。そういう意味で、このロッツォは、「トイ・ストーリー」シリーズを通して描かれている、ものを大切にすることの尊さをも物語る大切なパートを担った役どころです。
1作目の「トイ・ストーリー」に登場した、問題児の少年シド・フィリップス。彼は“おもちゃの破壊屋”で、同作では、超特大ロケット花火をつけられたバズが、あわや彼の餌食となるところでしたが、ウッディたちの素晴らしい連携プレイによって、それを阻止。そんなシドが大人になった姿が「トイ・ストーリー3」で見受けられます。
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