実際にあった34歳女性と12歳少年との衝撃スキャンダル メイ・ディセンバー事件を解説
2024年6月21日 11:00

「キャロル」のトッド・ヘインズ最新作「メイ・ディセンバー ゆれる真実」から、本作のモチーフとなった34歳女性と12歳少年のスキャンダル=メイ・ディセンバー事件に切り込む動画が公開された。当時を知るデーブ・スペクターが事件について解説している。
1990年代、コンテストで何度も優勝するほどの美少女が殺害され、今もなお未解決事件として有名な通称“ジョンベネ殺害事件”に並び全米を騒然とさせたのが、本作のタイトルにもなっている“メイ・ディセンバー事件”だ。
34歳の女性(メアリー・ケイ・ルトーノー)と12歳の少年(ヴィリ・フアラアウ)との不倫スキャンダルという、非常にセンセーショナルな事件は、メディアの恰好の的となり、ふたりの一挙手一投足が連日報じられた。当時日本でもニュースで報道されたほか、2006年にはこの出来事から着想を得て製作され、ジュディ・デンチとケイト・ブランシェットが出演した映画「あるスキャンダルの覚え書き」が公開されるなど、誰もが知る世界的スキャンダルとなった。
“メイ・ディセンバー”とは、直訳すると「5月-12月」であるが、親子ほど歳が離れたカップルを意味する言葉でもある。
美人で勤め先の学校での評判も良かったという当時34歳のメアリーと、家庭のトラブルを抱えていたという12歳のヴィリ。ヴィリがメアリーに好意を寄せ、初めは驚いたメアリーだったが、いつしか2人は教師と生徒以上の関係になってしまう。
メアリーは既に結婚をして家庭を持っていたのに、なぜそのようなことをしてしまったのだろうか。2人は本当に愛し合っていたのか。当時を知るスペクターも「インパクトがあり、かなり興味深い」事件であったと述べている。
映画「メイ・ディセンバー ゆれる真実」は、そんな“メイ・ディセンバー事件”をモチーフに、36歳女性と13歳少年との不倫スキャンダルから23年後を描く。
事件の映画化が決まり、晴れて夫婦となり平穏に暮らしていたふたりのもとに、主演女優が役作りのリサーチのために訪れるのだが……。事件そのものの真実の追求ではなく、物語は事件の“当事者”と“よそ者”の、憶測や疑念、ゆれ動く心情を徹底的にあぶり出す。
本編を鑑賞したスペクターは「事件を基にしたフィクションとはいえ、彼らの心境を自分なりに想像してしまうシーンばかり」と語っている。
「メイ・ディセンバー ゆれる真実」は、7月12日からTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開。
(C)2023. May December 2022 Investors LLC, ALL Rights Reserved.
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

“究極の推し活”を知ってますか?
大好きな俳優が出てる映画を「製作費提供」で応援できる!! これ革命的すぎますよ…!!
提供:フィリップ証券

ジュラシック・ワールド 復活の大地
【超絶パワーアップ】マジ最高だった!! 究極のスリル、圧倒的な感動、限界突破の興奮!!!
提供:東宝東和

日本よ、これが本物の“悪”だ
【拷問、殺人、裏切り、粛清】超刺激的な“史上最大ヒット作”、観たらすごかった…!
提供:JCOM株式会社

何だこのむちゃくちゃ“刺さる”映画は!?
【尋常でなく期待してる】“命より大事な誰か”のためなら、自分の限界を超えられる。
提供:ディズニー

個人的に“過去最高”!!
【たった“1秒”が爆発的に話題になった映画】実際に観たら…全てが完璧、全編がクライマックス
提供:ワーナー・ブラザース映画

名作映画に新風、吹き込む!
【大人気企画】過去の名作を新たな日本語吹き替えで…一挙に放送!(提供:BS10 スターチャンネル)