フランスの名優ダミアン・ボナール来日!柴咲コウ、西島秀俊らと熱い抱擁を交わす
2024年6月14日 20:00
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「岸辺の旅」「スパイの妻」の黒沢清監督が、1998年に手掛けた作品をセルフリメイクした映画「蛇の道」初日舞台挨拶が6月14日、新宿ピカデリーで開催され、柴咲コウ、西島秀俊、青木崇高、黑沢監督、そして急遽フランスから来日したダミアン・ボナールが登壇。久々となったボナールとの再会に、柴咲らは熱いハグを交わしていた。
映画「蛇の道」は、8歳の愛娘が何者かに殺害されてしまった父親アルベール・バシュレ(ボナール)が、偶然知り合った精神科医の新島小夜子(柴咲)の助けを借りながら、犯人を追い詰めていくリベンジサスペンス。
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全国107館で封切られた本作。柴咲は「初日を迎えられ、映画を観ていただけてほんのりと安堵しています」と挨拶すると、26年越しのリメイクとなった本作に黒沢監督は「昨年フランスのパリで、100%フランス人のスタッフ、9割がフランス人の俳優のなか、3人の日本人俳優が混ざったのですが、何の違和感もなく一体となってフランス映画が作られたんだなと感じました。合作ってこういうことなんだ、映画が国境を超えるってこういうことなんだなと思いました」と感無量な表情を浮かべていた。
また黒沢監督は、ほぼ全編出ずっぱりで、フランス語での演技を披露した柴咲を称賛すると、柴咲は「このような機会がなければ、ここまでフランス語に没入することもなかった。これからもこうした出会いを大切にしていきたいです」と語っていた。
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柴咲は劇中、かなりハードな撮影の日々だった。そんななか主演を共にしたボナールはある意味で盟友という関係性だ。この日は、フランスからボナールがリモートで出演すると聞いていた登壇者たちは、スクリーンに向かって「ダミアン!」と呼び掛けるが、反応がない。何度も声掛けを試みるなか、客席から「はーい」とボナールが現れると、柴咲は「えっ、うそ!」と絶叫。サプライズが成功すると、登壇したダミアンに柴咲をはじめ西島、青木、黒沢監督が熱烈なハグを展開した。
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ボナールは日本語で「今日、ここに来られて嬉しいです」と挨拶すると、柴咲はフランス語で「お久しぶりです。しばらくぶりでしたね」と語りかける。陽気にふるまうボナールに黒沢監督は「本当にいい方なんです」と演技だけではなく、人柄も絶賛すると、ボナールは「文化が違うなか、みんなで一丸となった映画体験は素晴らしかった」と感謝を述べる。
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日本の映画館で自身が主演する作品を観たというダミアンは「黒沢監督の映画に出て、柴咲さんと一緒に演技をして、その作品を日本で観られるなんて夢のようです」と感激すると「大監督と大女優、大俳優と一緒に映画に出ることができたことが最高の喜びです」と語っていた。
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