【実写映画「はたらく細胞」】永野芽郁が赤血球、佐藤健は白血球!「半分、青い。」以来の共演
2024年6月11日 16:10
実写映画「はたらく細胞」に、永野芽郁が赤血球役、佐藤健が白血球役で主演することが6月11日、都内で行われた製作発表会見で明らかになった。会見には永野、佐藤に加えて、メガホンをとる武内英樹監督(「テルマエ・ロマエ」「翔んで埼玉」)が出席し、撮影を振り返った。
永野は「マネージャーさんから『赤血球役のお話が来ていて……』と言われて、最初はどういうことかと思った」とオファー当初の戸惑いを明かし、「きっと、こんなこと最初で最後だと思ったので、うれしく楽しみにしていた」と述懐。「細胞役ですけど、普段のお芝居と変わらないですし、世界観もはっきりあって、いつも以上にたのしく純粋に演じられた」と手応えを示した。
一方の佐藤も「とにかく世界観にほれ込んで、白血球役のイメージは湧きましたね。逆にイメージしか湧かず、これをやらなかったら、今まで俺は何をしていたんだと(笑)。この役を演じるために、今まで俳優を頑張ってきたんだなと思いました」と並々ならぬ思い入れ。会見では、特報映像も公開され「私の集大成であり、我々ふたりの代表作になりますね。内容は間違いないので、こういう映画が大ヒットしてほしいし、そんな世の中であってほしい」と確固たる自信を示していた。
永野と佐藤の共演は、連続テレビ小説「半分、青い。」以来。永野が「再会は5~6年ぶりでしたが、横を見たら、真っ白な人(=佐藤)がいて、笑いが止まらなくなった。健さんを見て、笑わないようにするのが一番大変でした」と振り返ると、佐藤は「光栄ですね。でも、永野さんの赤血球もかわいらしくて。赤血球はものすごくたくさんいるんですけど、すぐに永野さんだとわかった。これが“華”かと」と惚れ惚れしていた。
また、佐藤演じる白血球が外敵と戦うアクションシーンもあり、「笑える内容なので、アクションは本格的なほうがいいと思った」といい、実際に佐藤主演の「るろうに剣心」でスタントコーディネーターを務めた大内貴仁氏が撮影に参加。「やるなら、『るろうに剣心』以上のアクションを見せないと、自分がやる意味がない。結構、頑張ったんですよ」と会心の笑みを浮かべた。
さらに、本作は「ヒーローもの」だと断言し、「悪のウイルスをやっつける史上最小の身近なヒーローですから。僕は以前、変身してヒーローやっていたので(笑)、人一倍(ヒーローものに対し)うるさい自負がある。気合いを入れて演じました」と胸を張ると、永野は「赤血球は白血球に守られることも多いんですけど、佐藤さんが守ってくれる姿にもキュンときました」と声を弾ませた。
武内監督は「舞台が体の中なので、なんでもありで、逆にそれが難しかった」と振り返り、「毎日エキストラ600人を呼んだ。それでも、細胞は37兆個という設定ですが(笑)」と累計7500人がエキストラとして参加したという、邦画史上例を見ない大規模な撮影の様子を明かした。
劇中のVFXを担当したのは、第96回アカデミー賞で視覚効果賞を受賞した「ゴジラ-1.0」の白組。「見たことない世界観とアクション、白組のCGの調和がとれていると思います。めちゃくちゃ笑えて、めちゃくちゃ泣けます! 世界中の細胞を刺激し、世界中でヒットさせたい」と「ゴジラ-1.0」に続く海外展開に意欲を燃やした。
会見では、ギネス世界記録申請予定だという世界最小となる超マイクロサイズ(タテ4ミリ)のポスタービジュアルも披露され、永野と佐藤が顕微鏡をのぞき込むというシュールな光景も見られた。
実写映画「はたらく細胞」は、12月公開。脚本は、「かぐや様は告らせたい 天才たちの恋愛頭脳戦」「カイジ ファイナルゲーム」などを手掛け、武内監督とは「翔んで埼玉」でタッグを組んでいる徳永友一が担当している。
シリーズ累計発行部数1000万部を超える清水茜氏による大ヒット漫画。人体で働く無数の細胞を擬人化し、彼らが肺炎球菌、スギ花粉症、インフルエンザ、すり傷といった病原菌と24時間365日休みなく戦う姿を描いた。
ためになる学習的な内容に加えて、個性豊かな細胞たちが葛藤しながら、成長し、友情や愛情を育んでいくコミカルで熱いドラマが支持され、2018年7月より始まったアニメ化を皮切りに、「はたらかない細胞」「はたらく細胞BLACK」などのスピンオフ漫画、小説化、舞台化を展開。昨年、100周年を迎えたワーナー・ブラザース映画が、日本映画界最大スケールで実写映画化した。
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