「ボブ・マーリー ONE LOVE」ジャマイカプレミアは“国民的行事”だった 全国民のバイブス最高潮な特別映像公開
2024年5月24日 09:00
伝説のレゲエミュージシャン、ボブ・マーリーの人生を描いた映画「ボブ・マーリー ONE LOVE」(公開中)。このほど、ボブ・マーリーの母国ジャマイカで行われたプレミアイベントの模様を凝縮した特別映像が披露された。
本作は、マーリーが愛した妻のリタ、息子のジギー、娘のセデラがプロデューサーとして参画した“正真正銘のボブ・マーリー映画”。マーリーの音楽とメッセージ、知られざる激動の生涯が描かれている。メガホンをとったレイナルド・マーカス・グリーン監督(「ドリームプラン」)。主人公ボブ・マーリー役をキングズリー・ベン=アディルが演じ、マーリーの妻、リタ・マーリー役にラシャーナ・リンチが扮している。
1月23日(現地時間)に行われたジャマイカプレミアは、世界に広がった“ONE LOVE旋風”の原点と言えるだろう。
華々しいレッドカーペットでは、ボブの実の息子であり本作のプロデューサーを務めたジギー・マーリーが「この映画の製作は、改めて父を考えるきっかけになった。この国と文化に敬意を表したい。すべてはボブのためだ」、ボブ・マーリーを演じたベン=アディルが「音楽に全てを捧げることがボブの人生だった。ひとつの愛(ONE LOVE)、心、運命。我々はその遺産を受け継ぐことができたんだ」と充実の表情で語っており、俳優陣、グリーン監督、スタッフが勢ぞろい。
さらに、グラミー賞を受賞しているジギーを筆頭にボブ・マーリーの子どもも孫も、家族の多くがレゲエミュージックのみならずエンターテインメント界を多方面で盛り上げる活躍を続けており、歴史的なプレミアの日をお祝いすべく大集結。さらに、ジャマイカ首相のアンドリュー・ホルネス、そしてヘンリー王子とメーガン妃の姿も。ボブ・マーリーというジャマイカの英雄の伝記映画のお披露目が、国を挙げての“国民的行事”であることを物語っており、プレミア会場に出現した特設のLIVEステージでも、バイブスと熱気が画面を飛び出して伝わってくるほどの熱いパフォーマンスが連続していたようだ。
舞台挨拶でのジギーは感慨深げ。このメモリアルな瞬間に高ぶりを抑えられない様子で「“ワンラヴ”とはまさにこの瞬間のことだ。首相もいれば野党もいる。全員がここで一緒に!」と力を込めた笑顔を見せた。当時抗争の真っただ中にあった二大政党のトップを、コンサートの舞台上で握手させるという、父ボブが成し遂げた伝説は“音楽で戦争を止めた”瞬間として語り継がれている。そのボブの足あとを辿るような「ボブ・マーリー ONE LOVE」のプレミア会場の光景を前に、ジギーの想いが爆発している様子が捉えられており、新たな歴史を作った“非常にエモーショナルな瞬間”となっている。
ジャマイカでは公開初日興収として過去最高を記録。さらに週末の全作品興収のうち90%を本作が占める(Artisan Gateway)という前代未聞の現象に留まらず、全米では公開から2週連続の首位を獲得(Box Office Mojo調べ)。イギリス、フランスでは公開初日興収が「ボヘミアン・ラプソディ」を超え、音楽伝記映画史上最高の初日興収を記録(DEADLINE)している。
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