竹内力、小松未可子、松岡禎丞の熱演に「猿の惑星 キングダム」監督が感激「パーフェクト・キャスティング」
2024年5月8日 20:05

「猿の惑星」シリーズの完全新作となる「猿の惑星 キングダム」(5月10日公開)のジャパンプレミアが5月8日にTOHOシネマズ新宿で行われ、来日を果たしたウェス・ボール監督、ジョー・ハートウィック・Jr.(プロデューサー)、日本版声優を務める竹内力、小松未可子、松岡禎丞が出席した。

本作の舞台となるのは、今から300年後の世界。高い知能と言語を得た猿の暴君が絶対的な支配を目論み、巨大な帝国“キングダム”を築こうとする一方、人類はウィルスにより退化し、知能や言語だけでなく、文化、技術、社会性までも失い、まるで野生動物のような存在となっていた。猿と人間の共存をかけ、「猿&人間VS猿の独裁者」の新たなる衝突が描かれる。
ボール監督は「こんにちは!」と日本語で挨拶し、会場から大きな歓声を浴びた。

冷酷な独裁者プロキシマス・シーザーの日本版声優を務める竹内は「子どもの頃に観て衝撃を受けた第1作目から、50年以上続いている世界的なシリーズ作品に携わることができて、大変うれしく思っています」と感無量の面持ち。重大な秘密を抱える人間ノヴァ役の小松も「自分が成長していくに従って、新しい『猿の惑星』シリーズを観てきた人生でした。参加できて光栄です」と喜びを語った。
プロキシマス・シーザーによって家族を奪われた若き猿・ノアの声を担当した松岡はスケジュールの都合上、急遽イベントの途中から登壇が叶った。監督とプロデューサーに丁寧に自己紹介しながら、「とあるシーンで涙が止まらなくなった。心が張り裂けそうになるくらい痛くなりました」と猿の主人公に大きく共感したと話していた。
竹内は「威風堂々とした立ち居振る舞いに、ラスボス感を感じました。そのキャラクターを損なわないように、全身全霊で日本語を吹き込みました」と気合たっぷりに臨んだそうで、イベントでは日本版声優が生セリフを響かせる場面もあった。

ボール監督が「めちゃくちゃ楽しみにしていました!」と笑顔を弾けさせる中、小松は凛とした声を響かせ、松岡は主人公の苦悩を吐息にもにじませた。竹内は、うなり声を交えながら「なんてすばらしい日だ!」とド派手なポーズで絶叫。キャラクターが降臨したような熱演には会場からも拍手が上がり、ボール監督は「吹替で観たい。最高でした。本当にワクワクします!」と興奮しきり。「パーフェクト・キャスティング。皆さんすばらしい。キャラクターたちにすべてを捧げてくださって、ありがとうございます。心から感謝しています」とお礼を伝えていた。


さらに映画公開を記念して、福岡県指定伝統工芸品に指定され「災いがサル(去る)」という縁起物でもある今宿人形の本作オリジナル猿面を制作。竹内と松岡、小松から「どんな作品にも勝る(マサル)」という願いをこめて、ボール監督とハートウィックにサプライズでプレゼントすると、ボール監督は「日本が大好き」と愛情をあふれさせていた。
本作のVFXは、「アバター」シリーズを手掛けた「WETA」が手掛けており、彼らの仕事ぶりは「真のアーティスト」だと語ったボール監督。「真実とスペクタクル、二つのレベルで機能した映画ができたと自負しています。心動かされる深いテーマをはらんでいて、みんなで話し合いたくなるような側面も持っているし、VFX映像ですばらしい劇場体験ができる。普遍的な物語でもありますので、国境を超えて響くとうれしいです」とメッセージ。大きな笑顔で「ノー、ネタバレ!」とお願いして、イベントを締めくくった。
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