映画.comでできることを探す
作品を探す
映画館・スケジュールを探す
最新のニュースを見る
ランキングを見る
映画の知識を深める
映画レビューを見る
プレゼントに応募する
最新のアニメ情報をチェック
その他情報をチェック

フォローして最新情報を受け取ろう

検索

「男はつらいよ お帰り 寅さん」今夜放送! あらすじ・キャストまとめ&ユーモア満載だった会見を述懐

2024年4月6日 18:00

リンクをコピーしました。
今夜放送!
今夜放送!
(C)2019 松竹株式会社

山田洋次監督による国民的人情喜劇「男はつらいよ」シリーズの50周年記念作「男はつらいよ お帰り 寅さん」が、本日4月6日午後6時30分からBSテレ東で放送されます。映画.comでは、あらすじ、キャスト一覧をまとめたほか、2018年に行われた製作会見で繰り広げられたユーモア満載のコメントの応酬をご紹介します。

画像2(C)2019 松竹株式会社
【概要】
1969年に第1作が劇場公開されてから50周年を迎え、97年の「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇」以来、22年ぶりに製作されました。倍賞千恵子前田吟吉岡秀隆らに加え、シリーズの看板俳優であり、96年に亡くなった渥美清さんも出演。さらに、歴代マドンナからは後藤久美子浅丘ルリ子と「男はつらいよ」でおなじみのキャストが顔をそろえています。
画像3(C)2019 松竹株式会社
【ストーリー】
柴又の帝釈天の参道にかつてあった団子屋「くるまや」は、現在はカフェに生まれ変わっていた。その裏手にある住居では車寅次郎の甥である満男の妻の7回忌の法事で集まった人たちが昔話に花を咲かせていた。サラリーマンから小説家に転進した満男の最新作のサイン会の行列の中に、満男の初恋の人で結婚の約束までしたイズミの姿があった。イズミに再会した満男は「会わせたい人がいる」とイズミを小さなジャズ喫茶に連れて行く。その店はかつて寅次郎の恋人だったリリーが経営する喫茶店だった。
画像4(C)2019 松竹株式会社
【キャスト】
車寅次郎:渥美清
諏訪さくら:倍賞千恵子
諏訪満男:吉岡秀隆
イズミ・ブルーナ(及川泉):後藤久美子
諏訪博:前田吟
高野節子:池脇千鶴
原礼子:夏木マリ
リリー:浅丘ルリ子
朱美:美保純
源公:佐藤蛾次郎
諏訪ユリ:桜田ひより
三平:北山雅康
飯田:カンニング竹山
書店の客:濱田マリ
山中:出川哲朗
ジャズ喫茶店長:松野太紀
噺家:立川志らく
窪田:小林稔侍
御前様:笹野高史
及川一男:橋爪功
ケアセンターの職員:林家たま平
早苗:富田望生
美佳子:倉島颯良
浩介:中澤準
オープニング/桑田佳祐

【製作会見は熱気ムンムン】
●満男は“おじさん”に思いを馳せる

今作の製作会見は18年10月31日、東京・成城の東宝スタジオで行われました。主要キャストが顔を揃えたほか、歴代ヒロインの出演も発表されるとあって、この日は報道陣も各社ベテラン記者が詰めかけ、会見が始まる前から大盛況でした。

硬軟自在に演じ分ける芸達者なキャスト陣がユーモアを交えながら質疑応答に臨んでくれたこともあり、終始和やかなひと時となりました。

画像5

先陣を切ったのは、さくら役の倍賞千恵子。「50年も経ってしまったさくらでございます。またさくらに会えるとは思ってもみなかった。セットに入ってみてホッとした。台本をいただいた時には、どうなるかと思いましたから。家でセリフを声に出してみたとき、違和感があったもので。でも、セットで動き出してみたら、それなりに年を取ったさくらがいた」とニッコリ。

一方、満男に扮した吉岡秀隆は、「満男が寅さんに言われたセリフで、『困ったことがあったら、おじさんを呼べよ。いつでも飛んできてやるから』というものがあって、僕自身にとってもどんなにも救いになったことか……。今まで呼んだことなかったんだけど、今回ばかりは呼んでみた。でも、まだ来てくれない。おじさんの耳にはまだ届いていないのかなあ」と思いを馳せていました。

●泉役の後藤久美子はオファーに「ひとつ返事で行くんだ!」

第42~45、48作の5本でマドンナを務めた後藤久美子は、スイス・ジュネーブの自宅へ山田監督から長い手紙が届いたことを告白。

「読んでいるうちに、監督のシリーズへの大きな愛情、今作への情熱をひしひしと感じました。これは、引き受ける、引き受けないなどと、私が考慮する権利はないような気がしてきました。ひとつ返事で行くんだ! と思った」

画像6

23年ぶりの銀幕復帰についても「不思議な感覚で、ほんのちょっとおいとましていて、久しぶりに戻ってきた感覚なんです」と明かし、隣に座る山田監督にほほ笑みかけていました。

●リリーは寅次郎に未練「何で一緒にならなかったんだろう」

寅次郎が最も愛し、シリーズ史上最多となる5作品でマドンナ・リリーに息吹を注いできた浅丘は、かつての出演作すべてに目を通したそうです。

「何でリリーは一緒にならなかったんだろう? 今でも残念でならない。あんな素敵な人はいない。大好きだったのに、意地を張ってこんなことになってしまったんだろうという気持ち」と寅次郎への思いを吐露しました。

画像7

山田監督が「(寅次郎がここにいたら)『リリー、俺と所帯を持とうよ』って言うんじゃないかな」と合いの手をうつと、「本当? そうしたら、今度は逃げないわよって言います」と言い切り、報道陣を盛り上げていました。


【ついに公開! さくらが感涙】

今作の公開記念舞台挨拶は、19年12月26日に行われ、主要キャストが勢ぞろいしました。さくら役の倍賞は、「やっとでき上がって、お兄ちゃんはどこかで見ていて『さくら、よく頑張ったじゃないか』と言ってくれると思う」と感涙。そして、「ねっ、秀」と声を詰まらせながら、息子の満男役の吉岡にマイクを託しました。

画像8

吉岡は、「おじさんだったら、『バカだなあ。そんなこと公衆の面前で言うもんじゃない』と言うと思う」と苦笑。それでも、「随分、風に向かって伯父さんの名前を呼んだけれど、一向に来てくれなかった。でも、ずっと側にいて『だから50作目ができたんじゃないか』と言ってくれている気がします」と感慨深げに話していました。

画像9

今作でシリーズ最多となる6作でマドンナのリリー役を務めた浅丘は、「リリーはずっと寅さんの帰りを待って、独りでジャズ喫茶リリーをやっております。帰って来たら、奄美大島の家がまだあるから2人でゆっくり住みたいね」と、天国の渥美さんに呼びかけていました。

フォトギャラリー

山田洋次 の関連作を観る


Amazonで関連商品を見る

関連ニュース

映画.com注目特集をチェック

関連コンテンツをチェック

シネマ映画.comで今すぐ見る

aftersun アフターサン

aftersun アフターサン NEW

父親と2人で過ごした夏休みを、20年後、その時の父親と同じ年齢になった娘の視点からつづり、当時は知らなかった父親の新たな一面を見いだしていく姿を描いたヒューマンドラマ。 11歳の夏休み、思春期のソフィは、離れて暮らす31歳の父親カラムとともにトルコのひなびたリゾート地にやってきた。まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、2人は親密な時間を過ごす。20年後、当時のカラムと同じ年齢になったソフィは、その時に撮影した懐かしい映像を振り返り、大好きだった父との記憶をよみがえらてゆく。 テレビドラマ「ノーマル・ピープル」でブレイクしたポール・メスカルが愛情深くも繊細な父親カラムを演じ、第95回アカデミー主演男優賞にノミネート。ソフィ役はオーディションで選ばれた新人フランキー・コリオ。監督・脚本はこれが長編デビューとなる、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズ。

HOW TO HAVE SEX

HOW TO HAVE SEX NEW

ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。

愛のぬくもり

愛のぬくもり NEW

「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。

痴人の愛 リバース

痴人の愛 リバース NEW

奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。

卍 リバース

卍 リバース NEW

文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。

蒲団

蒲団 NEW

文豪・田山花袋が明治40年に発表した代表作で、日本の私小説の出発点とも言われる「蒲団」を原案に描いた人間ドラマ。物語の舞台を明治から現代の令和に、主人公を小説家から脚本家に置き換えて映画化した。 仕事への情熱を失い、妻のまどかとの関係も冷え切っていた脚本家の竹中時雄は、彼の作品のファンで脚本家を目指しているという若い女性・横山芳美に弟子入りを懇願され、彼女と師弟関係を結ぶ。一緒に仕事をするうちに芳美に物書きとしてのセンスを認め、同時に彼女に対して恋愛感情を抱くようになる時雄。芳美とともにいることで自身も納得する文章が書けるようになり、公私ともに充実していくが、芳美の恋人が上京してくるという話を聞き、嫉妬心と焦燥感に駆られる。 監督は「テイクオーバーゾーン」の山嵜晋平、脚本は「戦争と一人の女」「花腐し」などで共同脚本を手がけた中野太。主人公の時雄役を斉藤陽一郎が務め、芳子役は「ベイビーわるきゅーれ」の秋谷百音、まどか役は片岡礼子がそれぞれ演じた。

おすすめ情報

映画ニュースアクセスランキング

映画ニュースアクセスランキングをもっと見る

シネマ映画.comで今すぐ見る

他配信中作品を見る