【真田広之はいつ寝ていた?】「SHOGUN 将軍」現場で、主演&プロデューサーとして八面六臂の活躍 メイキング映像披露
2024年3月15日 10:00
ハリウッドの制作陣が戦国時代の日本を描くドラマシリーズ「SHOGUN 将軍」(ディズニープラスで配信中)から、俳優の真田広之が撮影現場で、主演俳優&プロデューサーの大役を担った姿をとらえた貴重なメイキング映像「真田広之の撮影現場での一日」(https://youtu.be/gIOmW-yH43w)が披露された。関係者が「カメラの前にいないときはカメラの後ろにいる」「いつ寝ていたのか分からない」と妥協なき姿勢を称賛する、真田の八面六臂の活躍ぶりが明らかになる。
関ヶ原の戦い前夜の日本を舞台に、徳川家康や石田三成ら歴史上の人物にインスパイアされた、天下獲りに向けた陰謀と策略の“謀り事”を紡ぎ出す本作。真田は主人公である戦国最強の武将・吉井虎永役で、威厳ある演技を披露しているが、自身の出演シーンの撮影が終わると、すぐさま甲冑を脱ぎ、ラフなTシャツ姿でプロデュース業に勤しんだ。
過去にもハリウッド作品に出演した際には、製作サイドから求められ、日本の描写についてアドバイスを行っていた真田。しかし、「俳優としての限界を常に感じていた」と述懐しており、今回初めて“プロデューサー”という肩書きを正式に背負ったことで、制約を取っ払い、全シーンを隅々まで監修した。日本と世界から集まった経験豊富なスタッフたち、実力派キャスト陣に直接指示を出し、セリフや所作などの演技指導に加え、小道具、衣装、背景に至るまで、入念なチェックを自ら行った。
メイキング映像では、浅野忠信、二階堂ふみ、西岡徳馬ら共演陣、ショーランナーを務めたジャスティン・マークス、エグゼクティブプロデューサーのレイチェル・コンドウら制作陣も登場し、「カメラの前にいないときはカメラの後ろにいる」「いつ寝ていたのか分からない」など、それぞれが肌で感じた真田の本気度の高さ、彼の功績の大きさについて語っている。
世界配信を前に日本で開催されたジャパンプレミアでは、虎永の宿敵・石堂和成役を務めた平岳大が「僕に対しての監督からのダメ出しを、真田さんが監督と僕の間を行き来して伝えてくれた」と振り返り、真田がいちスタッフとしても奔走していたことも伝えていた。真田本人も「この20年間の集大成。自分にとって非常に大きな第一歩です」と強い思い入れを示す通り、真田がこれまでの経験全てを注ぎ込み、綿密に作り上げた、かつてないスケールの全く新しい戦国ドラマが堪能できる。
米映画批評サイト「Rotten Tomatoes」のレビュー評価で、配信開始直後までは批評家スコア100%を記録し、現在も99%という高い数字をキープ(3月14日時点)。配信済みのエピソードを鑑賞したファンたちの間では、「真田広之さんやっぱさすがだわ~海外に向けて日本を舞台にした作品を作るなら全てに携わってほしいレベル」「めちゃくちゃ面白いしクオリティ高いしで、本当に最高すぎる……全人類観て」など、反響を呼んでいる。
「SHOGUN 将軍」の第1~4話は、ディズニープラスの「スター」で独占配信中。以降毎週火曜に1話ずつ配信される(最終話は4月23日配信予定)。
舞台は、1600年の日本。それまで日本を統一していた太閤がこの世を去り、諸国は五人の大老によって治められていた。関東地方を治める大名・吉井虎永(真田)は、大坂城の城主でもある五大老のひとり、石堂和成(平)の策略で、ほかの大老たちと対立関係に陥る。そんな折、虎永の領地に外国船が漂着し、乗っていた英国人航海士ジョン・ブラックソーン(コズモ・ジャービス)は、言葉のわかる戸田鞠子(アンナ・サワイ)の通訳を得て虎永と対面。“按針”と呼ばれることになったブラックソーンは虎永と行動をともにする。
大坂城に囚われ、身動きがとれなくなっていた虎永たちは策を講じ、厳重な警備のスキをついて大坂城を脱出。領地・網代に戻った按針は虎永から「旗本」の位を与えられ、西洋式の砲術を兵に教えることを命じられる。虎永が網代を離れている間、按針は兵と修練に励むが、五大老の使者が訪れ大坂城への出頭を命じる。しかし、家臣の樫木藪重(浅野)に焚き付けられた虎永の息子・長門(倉悠貴)は使者を大砲で襲撃し、使者は息絶えた。
網代に戻った虎永は、長門が使者を葬ったことを知って激しく怒る。また、網代に戻ってきたのは虎永だけではなかった。大老の職を辞し、使者を葬った虎永は窮地に立たされる。さらに藪重は、村にスパイがいるのではないかと疑うようになる。誰が味方で誰が敵なのか? 情報が錯綜するなか、虎永は石堂たちに立ち向かうべく兵を集め、準備を整えるが、誰もが想像もしなかった危機に襲われる。その頃、江戸にいた太閤の側室・落葉の方(二階堂)が大坂城に帰還。彼女は石堂に“あること”を依頼する。
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