【第47回日本アカデミー賞】最優秀監督賞は「PERFECT DAYS」ヴィム・ヴェンダース監督
2024年3月8日 22:15

第47回日本アカデミー賞の授賞式が3月8日、東京・グランドプリンスホテル新高輪国際館パミールで行われ、「PERFECT DAYS」のヴィム・ヴェンダース監督が最優秀監督賞を受賞した。
「PERFECT DAYS」は、ドイツの名匠ヴェンダース監督が、役所広司を主演に迎え、東京・渋谷を舞台にトイレの清掃員の男が送る日々の小さな揺らぎを描いたドラマ。2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門では、役所が日本人俳優としては「誰も知らない」の柳楽優弥以来19年ぶり2人目となる男優賞を受賞。第96回アカデミー賞では、国際長編映画賞にノミネートされている。
ヴェンダース監督は、本人都合により授賞式を欠席。優秀監督賞紹介ではビデオメッセージを寄せており「この賞を私の師匠、小津安二郎監督に捧げたい」と言葉を紡いでいた。
昨年の第46回で最優秀監督賞を受賞した石川慶監督(「ある男」)から受賞が発表され、ヴェンダース監督に代わり、主演の役所がブロンズを受けとることになった。
役所は「ヴィム・ヴェンダース監督がここにいたら、本当に喜んでいたと思います。日本という国が好きで、日本人が大好きでいらっしゃって、この作品がアメリカのアカデミー賞の“日本代表”に選ばれた時――(当初は)自分はドイツ人だから、この作品が選ばれないんじゃないかと真剣に悩んでいらっしゃいました。それでも“日本代表”に選ばれた時、監督はものすごく喜んでいたことを憶えています。ヴィム・ヴェンダース監督に、この素晴らしい賞をお渡ししたいと思います。本当にありがとうございました」と思いの丈を述べていた。
なお、優秀監督賞は、森達也(「福田村事件」)、成田洋一(「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」)、山崎貴(「ゴジラ-1.0」)、是枝裕和(「怪物」)が受賞した。
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