「マダム・ウェブ」主演が宣言 アメコミ映画は「二度とやることはない」
2024年3月7日 17:00

米ソニー・ピクチャーズの「マダム・ウェブ」で主演を務めたダコタ・ジョンソンが、同作の失敗を理由にアメコミ映画からの引退を表明している。
「マダム・ウェブ」はマーベル・コミックスのキャラクター、マダム・ウェブを主役に描くミステリーサスペンスで、「ヴェノム」や「モービウス」などソニーが映像化権を所有する「スパイダーマン」に登場するキャラクターを下敷きにした最新作。主人公のマダム・ウェブこと救命士のキャシー・ウェブを「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」のジョンソンが演じており、テレビシリーズ「Marvel ジェシカ・ジョーンズ」などを手がけてきたS・J・クラークソンがメガホンを取った。
しかし、「マダム・ウェブ」は公開3週間で北米興収4000万ドル、世界総興収1億ドル以下という結果に。米批評家サイト「Rotten Tomatoes」での12%という低評価が主な原因とみられているが、この興行結果について「残念なことに驚きませんでした」と、ジョンソンは米Bustleの独占取材で明かしている。
ジョンソンによれば、製作中に関係各所が口出しをしたために作品が変えられてしまったそうで、「芸術は委員会によって作られたときにうまくいかない」と説明する。
「映画は映画監督と、その監督を取り巻くアーティストたちによって作られるべきです。数字やアルゴリズムでアートを作れるわけがありません。私は、観客はとてもスマートだと信じてきました。でも、映画会社の重役たちはそうではないと信じている。そして、観客はそうした姿勢を嗅ぎつけてしまうんです」
ただし、「マダム・ウェブ」に関わったこと自体は後悔していない、とジョンソンは言う。
「こういう作品に挑戦したのは初めてでした。おそらく二度とやることはないと思いますが。この業界では、契約したときの作品が製作過程でまったく違ったものに変えられてしまうことがあるんです。めちゃくちゃにされてしまった作品の一員であるのは良い気がしませんが、このようなことが起きた理由を理解できないわけではありません」
PR
©2025 Disney and its related entities
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
面白すぎてヤバい映画
【目が覚める超衝撃】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“刺激作”
提供:松竹
人生にぶっ刺さる一本
人生に迷ったとき、この映画が“効く”だろう。すべての瞬間が魂に突き刺さる体験が待っている
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
この冬、絶対に観る映画はありますか?
【私はこれを絶対に観ますね!!】心の底から推す理由が、たんまりあります!
提供:ディズニー
なんだこの天才的な映画は!?
【物語がめちゃくちゃ面白そう――】非常識なまでの“興奮と感動”を堪能あれ
提供:ディズニー
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“胸に響く感動”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ