「死刑台のメロディ」4Kリマスター版&日本初公開「ラ・カリファ」を特選上映 モリコーネの名曲がスクリーンに甦る
2024年2月15日 12:00
エンニオ・モリコーネが音楽を手がけた「死刑台のメロディ」4Kリマスター・英語版と、日本初公開となる「ラ・カリファ」が、「エンニオ・モリコーネ特選上映 Morricone Special Screening×2」と題し、4月19日より新宿武蔵野館ほかで公開されることが決定した。
2020年に逝去した映画音楽界の巨匠モリコーネは、91年の生涯で500作品以上もの映画・TV作品の音楽を手掛けた。23年にはジュゼッペ・トルナトーレ監督によるドキュメンタリー映画「モリコーネ 映画が恋した音楽家」が劇場公開され話題を集めた。3月22日からは、出世作である「荒野の用心棒」「夕陽のガンマン」「続・夕陽のガンマン 地獄の決斗」の“ドル3部作”が4Kで劇場リバイバルされる。
「死刑台のメロディ」は、1920年代にアメリカで実際に起きた冤罪事件「サッコ=ヴァンゼッティ事件」の人種的、思想的差別と偏見に満ちた裁判を描いた作品。リカルド・クッチョーラが、迫真の演技で71年度カンヌ国際映画祭最優秀男優賞を受賞した。モリコーネが音楽を担当し、主題歌(「勝利への讃歌」)と挿入歌(「サッコとヴァンゼッティのバラード」)をジョーン・バエズが歌っている。
日本初公開の「ラ・カリファ」は、かつて仲間だった工場長とストライキの女性リーダーの禁断の恋を描いた社会派メロドラマ。ロミー・シュナイダーが許されぬ恋に落ちる女性を体当たりで演じた。テーマ曲は、数あるモリコーネのスコアの中でも人気の高い楽曲として知られている。
作品詳細は以下の通り。
(イタリア/125分/英語モノラル)
1920年代にアメリカで実際に起きた冤罪事件「サッコ=ヴァンゼッティ事件」。その人種的、思想的差別と偏見に満ちた裁判の一部始終を、ジュリアーノ・モンタルド監督が冷徹に映画化。サッコ役のリカルド・クッチョーラが迫真の演技で、1971年度カンヌ国際映画祭最優秀男優賞を受賞した。
名匠エンニオ・モリコーネが音楽を手がけ、彼の代表作のひとつに数えられている。本作に賛同した活動家で歌手のジョーン・バエズが主題歌(「勝利への讃歌」)と挿入歌(「サッコとヴァンゼッティのバラード」)の2曲を哀悼を込めて歌い、話題となった。
(イタリア・フランス/112分/イタリア語モノラル)
かつて仲間だった工場長とストライキの女性リーダーが禁断の恋に落ちていく社会派メロドラマ。ロミー・シュナイダーと、「Mr.レディ Mr.マダム」シリーズのウーゴ・トニャッツイが大人の恋を演じた。
本作のテーマ曲はモリコーネの人気上位曲として知られているが、映画自体は日本では劇場未公開だった。監督は、脚本家として活躍し、本作で監督デビューを飾ったアルベルト・ベビラクア。
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