高良健吾「罪と悪」公開にセンチメンタルな気持ちも自信「新しい価値観が生まれる作品」
2024年2月3日 16:00
齊藤監督のオリジナル脚本によるデビュー作。高良は、脚本の段階から相談を受けており「公開初日(2日)は朝からセンチメンタルな気持ちになりました。うれしさもあり、自分の手元から離れる寂しさもあって監督にメールをしたら、初日の初回を見ていて皆に思いがあるんだと感じた」と感慨深げに語った。

少年時代に罪を犯した幼なじみ3人が、20年ぶりに再会し新たな事件に向き合っていく。キャスト3人はデビュー当時からの仲だが、共演は10数年ぶりで撮影前に脚本を持ち寄って議論したという。高良は、「5~6時間は話しましたね。脚本に書かれていない時間を、それぞれがどう解釈したのかを確認した。どの位置で向き合っているかという共通認識が持てた貴重な時間で、それがなかったら違う映画になっていた」と振り返った。

齊藤監督は、「助監督が長くて、監督をする時にやりたかったことに応えてくれる方たちで、思っている以上に読み込んでくれた」と感謝。「悩みに悩んで作り上げた作品。たくさんのお客さんが見に来てくれたこのシチュエーションがうれしくて、皆さんに届くと思うと胸がいっぱいです」としみじみ語った。


大東も初日の初回上映を観賞したそうで、「自分が出た映画を初日の朝に見るのは初の経験だったけれど、それくらい大切な役。見終わって、感想を話していたマダムが僕を見て『あなた、良かったわよ』と言ってくれてハグをしました。うれしかった」と満面の笑み。石田も、友人が半休を取って見に行ったことを明かし「食らいすぎて、午後の仕事が手につかなかったと言っていたので申し訳ない気持ちもあったが、それくらい伝わったんだと感じた」と声を弾ませた。

撮影は齊藤監督の出身地の福井で行い、「風景や土着感は焼き付けることができた。心にどこかに残ってくれて、1年後、10年後にこういう映画があったなあという感じで伝わってくれたらうれしい」と期待。高良も、「タイトルの通り楽しい、面白いというのとは違うし、賛否があり万人受けする作品ではない。それでも普段は出合えない感情に出合えるし、新しい価値観も生まれる作品。こちらから与えるのではなく、お客さん一人一人が見つけていく映画になってほしい」とアピールした。
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