“性癖に刺さる”リゾート・スリラー「インフィニティ・プール」4月公開 監督はブランドン・クローネンバーグ
2024年2月1日 12:00

ブランドン・クローネンバーグ監督の最新作「Infinity Pool(原題)」が、「インフィニティ・プール」の邦題で、4月5日から公開されることが決定。あわせて、人気デザイナー・石井勇一氏が手掛けた日本版ポスタービジュアルも披露された。
デビッド・クローネンバーグを父に持ち、「アンチヴァイラル」「ポゼッサー」など独特の世界観に溢れた秀作を送り出してきたブランドン・クローネンバーグ監督。長編第3作となる本作は、「パラサイト 半地下の家族」の配給会社NEONが製作を手掛けており、アレクサンダー・スカルスガルドとミア・ゴスが初共演を果たしている。また、トーマス・クレッチマン、クレオパトラ・コールマン、ジャリル・レスペールなどが脇を固めている。
裕福な若い夫婦が訪れた美しいリゾート地“リ・トルカ島”。その国では、観光客はどんな犯罪を起こしても大金を払えば自分のクローンを作ることができ、そのクローンを身代わりとして死刑に処すことで罪を免れることができるという身の毛もよだつ残酷なルールが存在していた……という驚きの物語が展開。本国では、スランプに陥り徐々に堕落していく作家ジェームズを演じたスカルスガルドの熱演と、そんな彼を奇妙で恐ろしい世界に誘う女・ガビ役のミア・ゴスによる怪演が話題になった。

高級リゾート地として知られる孤島を訪れたスランプ中の作家ジェームズは、裕福な資産家の娘である妻のエムとともに、ここでバカンスを楽しみながら新たな作品のインスピレーションを得ようと考えていた。ある日、彼の小説の大ファンだという女性ガビに話しかけられたジェームズは、彼女とその夫に誘われ一緒に食事をすることに。意気投合した彼らは、観光客は行かないようにと警告されていた敷地外へとドライブに出かける。それが悪夢の始まりになるとは知らずに……。
当初、アメリカ映画協会(MPAA)より17歳未満入場禁止映画であるNC-17のレーティングを付けられたが、クローネンバーク監督による再編集の結果、北米ではR指定(17歳未満は成人保護者の同伴必須)での公開となった。
日本版ポスター・ビジュアルでは、黒と紫を基調にした背景に浮かび上がる恍惚と恐怖が入り混じったスカルスガルドの表情と、そんな彼をじっと見つめるゴスの妖しい視線が印象的。スタイリッシュなロゴの下には「罪を償うのは、もう一人の自分」というコピーが添えられており、意図的に反転された「自分」の文字が本作の世界観を洒脱に物語っている。
石井氏は、ポスターのデザインについて「彼が目覚めたものは、“溺れるような自己陶酔”か、それとも“堕ちていく快楽”か。そんな抜け出したくても抜け出せない魅惑の沼を妖しく表現しました。『POOL』ロゴの中には、無限(インフィニティ)マークも潜んでいます」とコメントを寄せている。


「インフィニティ・プール」は、4月5日から新宿ピカデリー、池袋HUMAXシネマズ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開。なお、2月9日からは、海外版ビジュアルを採用したムビチケカードが発売(ムビチケオンライン同時発売)。オリジナル・マスキングテープ「インフィニティ・テープ」が購入特典として付いてくる。購入場所はメイジャー通販サイト(https://www.major-j.com/cinema_information.php?id=M20240209008)、もしくは公開劇場窓口(一部劇場を除く)となる。
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