マイケル・マン監督、「ヒート 2」のメグ・ガーディナーと新クライム小説に着手
2024年1月31日 21:00

マイケル・マン監督が、映画「ヒート」(1995)の続編小説「ヒート 2」を共同執筆した作家メグ・ガーディナーと2作目の小説を準備していることがわかった。
米Deadlineによれば、タイトル未定の新刊は、組織に背いた連邦捜査官と復しゅうに燃える無国籍の工作員が、世界を股にかけ犯人を追跡する緊迫したサスペンスだという。マン監督とガーディナー共著のオリジナル小説で、シリーズ第1巻になるようだ。
マン監督の代表作のひとつである「ヒート」は、89年製作のテレビ映画「メイド・イン・L.A.」をセルフリメイクしたクライムアクション。犯罪のプロ、ニール・マッコーリー(ロバート・デ・ニーロ)率いるグループが現金輸送車から多額の有価証券を強奪し、ロサンゼルス市警のビンセント・ハナ警部(アル・パチーノ)は、わずかな手がかりからニールたちの犯行と突き止め、執拗に追跡する。ニールの仲間クリスをバル・キルマー、闇稼業の仲介人ネイトをジョン・ボイトが演じた。
マン監督とガーディナーが共同執筆した続編小説「ヒート 2」は、22年8月に出版され米ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーランキングで1位になった。同作は、前作の強盗計画のあとハナ警部とLAPDから追われ東南アジアへ逃亡するクリスの物語と、88年のシカゴとメキシコ国境を舞台にマッコーリーとクリスらが西海岸で次々と犯罪を重ねる一方でシカゴ警察の若きスター刑事ハナが彼らを追うプリクエルの物語と、2つのタイムラインが進行する。
続編映画「ヒート 2(原題)」は、マン監督「フェラーリ(原題)」(2023)に主演したアダム・ドライバーがマッコーリー役を演じると見られている。現在、マン監督が脚本を執筆中で、その他の主要キャストはまだ明らかになっていない。
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