生きたまま焼かれた女子大学生…犯人が抱くのは後悔か快感か 衝撃サスペンス「12日の殺人」予告
2024年1月11日 08:00

第75回カンヌ国際映画祭のプレミア部門に出品され、第48回セザール賞で最多6部門受賞に輝いた「12日の殺人」の予告編と場面写真5点が披露された。本作で描かれるのは、帰宅途中の女子大学生が何者かに生きたまま火をつけられ、焼死体という無残な姿で発見された衝撃的な事件。映像では、「犯人は後悔してるかしら、それともまた快感を?」という恐ろしいセリフが響いている。
メガホンをとるのは、思いもよらぬさまざまな“偶然”が重なって起きる殺人事件を描いたサスペンス「悪なき殺人」で知られるドミニク・モル監督。同作は第32回東京国際映画祭で観客賞と最優秀女優賞に輝き、日本でも口コミでヒットした。新作「12日の殺人」は、2020 年のポーリーヌ・ゲナによるノンフィクション「18.3. Une annee passee a la PJ」をもとに、モル監督がジル・マルシャンと共同脚本を手がけたスリラーだ。


10月12日の夜、フランス南東の地方都市グルノーブルで、21歳の女子大学生クララが焼死体で発見される。事件を担当することになったのは、昇進したばかりの刑事ヨアンと、ベテラン刑事のマルソー。容疑者となりうる関係者への聞き込みのなかで、男たちが全員クララと関係していたことがわかる。やがてクララの殺害が計画的であることは判明したが、容疑者を特定することができずにいた。悲惨な事件であるにも関わらず、マスコミは興味を失い、いつしか迷宮入りに。必死の捜査を続けるヨアンは、知らぬ間に事件の闇へと飲みこまれていく。

予告編では、「惚れっぽかったから」「お姫様扱いしないと怒る」「殺された理由知りたい?」など、クララにまつわる証言が次々と切り取られ、事件の闇が垣間見える。さらに、「『ゾディアック』や『殺人の追憶』を彷彿とさせる」(米ハリウッド・レポーター)、「本作が観客を引き込むことができないのなら、それこそ未解決の謎だ」(スクリーン)など、海外メディアの絶賛コメントも挿入されている。場面写真は、刑事たちの捜査をとらえ、緊迫した雰囲気に満ちている。

本作は、第48回セザール賞で10部門にノミネートされ、6部門(作品・監督・助演男優・有望若手男優・脚色・音響賞)で受賞。さらに第28回リュミエール賞でも作品賞、脚色賞を獲得している。「悪なき殺人」にも出演しているバスティアン・ブイヨンがヨアン、「君と歩く世界」のブーリ・ランネールがマルソーを演じた。
「12日の殺人」は3月15日から、東京の新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開。
(C)2022 - Haut et Court - Versus Production - Auvergne-Rhone-Alpes Cinema
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