大西利空、銀幕デビューから10年 広瀬すず&岡田准一から学んだこと【担当マネージャー撮影のオフショット多数】
2024年1月8日 09:00

俳優の大西利空にとって、2023年は銀幕デビューから10年という節目の年となった。現場での佇まいを含め、大きく影響を受けた“先輩”たちとの出会いに思いを馳せながら、映画.comに更なる飛躍を誓った。

昨年は、広瀬すず主演作「水は海に向かって流れる」(前田哲監督)が公開されたほか、NHK大河ドラマ「どうする家康」の森乱役、フジテレビ系「真夏のシンデレラ」の蒼井海斗役など、実り多き1年になったと振り返る。
「本当に色々なことを学べた1年だったと思います。映画であそこまで大きな役をいただけたのも初めてでしたし、大河ドラマも月9も初めて。初体験がギュッと詰まった1年になりました。ここまで初めてのことが続いた年もありませんでした。大きな枠組みで仕事ができたことは、財産だと思っています」

「水は海に向かって流れる」では、前田監督のコミュニケーション能力に驚かされたという。
「作品が始まる前にも何度か会ってお話させていただきました。當真あみちゃんと一緒に監督とお話する機会も得たのですが、撮影前から作品を良くするためにコミュニケーションを惜しまない姿にビックリしました。撮影中も、演技面で感じたことをテスト直後に伝えてきてくれましたし、僕のなかでも納得できない……と思うカットがなかったんです。監督として、作品に対する愛情がダイレクトに伝わってきました」

そして、主演の広瀬とは芝居で対峙することが多かったが、「言わずもがな凄い方で、一番近くで演技を見させてもらいました。実際にその状況に置かれているかのように感じられる芝居をされるので、本当に凄いなと感じました」と大きな刺激を受けたようだ。そしてまた、演技に対する姿勢に敬意をにじませる。
「休憩時間もずっと台本を読まれていました。過密スケジュールのなか、その姿勢が本当に素晴らしいと思いました。シーンのところどころ、段取りが終わったところで『こうしてみない?』みたいな提案をしてくれたおかげで、台本と違ったことも試せたのかなと思います」

また、大河ドラマ「どうする家康」では、織田信長に扮した岡田准一の“分厚さ”に目を見張ったことを明かす。
「岡田さんからは、殺陣での目線を置く場所などを学ばせてもらいました。それと、本能寺の変のシーンが特に印象的だったんです。その日は主演の松本潤さん不在の撮影で、岡田さんが現場を仕切っていたのですが、スピーディで効率が良くて、リーダーシップ溢れる姿が今まで見てきた役者の中で群を抜いていました。
本能寺の変のシーンは、1日かけて撮ったんです。当初の終了予定時刻が21時くらいだったのですが、17~18時には終わっていた。僕は最年少で未成年だったので、撮影は22時まで。取りこぼしができないし、どれだけ足を引っ張るかも分からないなかで不安もあったのですが……。段取りの段階からアクションの振り付けなどを全て考えていらしていて、あそこまでアクションを完璧にこなせる俳優さんを僕は見たことがないです」
現在は17歳だが、銀幕デビューは2013年の「Miss ZOMBIE」で足かけ10年、経験は豊富だ。今年は「色々なことに挑戦したいです。僕もアクションは好きなので、もっともっと挑戦してみたい。高校生活最後の1年ということもありますが、色々な作品と向き合えたらなと思います」と貪欲に臨む構えだ。

そんななか、TBS1月期の日曜劇場「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」への出演が発表された。日曜劇場への出演は、「半沢直樹」以来11年ぶり2度目となる。
「『半沢直樹』は一瞬でした。レギュラーは今回が初めてなので本当に嬉しいですし、本当に楽しい作品です。年齢が近いこともあって芦田愛菜さんとよくお話させていただくのですが、すごく優しい方です。僕は現場運がいいのか、本当に現場に恵まれてばかり。共演者の方々にも恵まれていますし、今回も雰囲気が凄くいいです。年初から素敵な現場で、素晴らしいスタートを迎えられました」

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