すれ違い続けた男女が24年後、36歳の夏にニューヨークで再会 賞レースの注目作、4月5日公開
2023年12月25日 08:00
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第81回ゴールデングローブ賞の主要5部門にノミネートされた「PAST LIVES(原題)」が、「パスト ライブス 再会」の邦題で、2024年4月5日から東京・TOHOシネマズ日比谷で公開されることがわかった。移住で離ればなれになった幼なじみのふたりが24年後、36歳の夏に米ニューヨークで再会する7日間を描く、大人のラブストーリーを紡ぐ。
あわせて披露された予告編では、ニューヨークの公園で、かつて幼なじみだったノラとヘソンが、24年ぶりに再会。12歳の時にソウルで離ればなれになり、24歳の時にオンラインでつながり、そして36歳になったいま、再び巡り合う……そんな、ふたりを取り巻く時の流れが映し出される。ヘソンとの再会を果たしたノラに、作家である夫のアーサーは「また彼に惹かれてる?」と問いかける。ノラは「今はあなたと人生を共にしている」と答えるが、ヘソンは「もし君がソウルを去らなかったら、僕たち付き合ったかな?」「結婚したのかな?」と、言葉を投げかける。ブルックリンブリッジ、地下鉄、ハドソン川などニューヨークのさまざまな景色と、エモーショナルな音楽とともに去来する、選ばなかった人生の選択肢。ふたりが選んだ運命が気になる仕上がりだ。
ポスタービジュアルでは、ノラとヘソンがメリーゴーランドを前に座り、互いに見つめ合う姿が印象的だ。リラックスした様子のノラと、少し緊張しているようにも見えるヘソン。ニューヨークの摩天楼を背に、24年ぶりに再会したふたりの心情と恋の行方に、想像を掻き立てられる。
物語のキーワードは、「運命」の意味で使う韓国の言葉“縁(イニョン)”。見知らぬ者がすれ違ったときに、袖が偶然触れるのは、前世(PAST LIVES)でふたりの間に“縁”があったから。登場人物たちの頭に浮かぶ、いくつもの「もしも……」が、観客の心の中に存在する“忘れられない恋”の記憶を揺り起こす。
本作では、「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」のA24と、「パラサイト 半地下の家族」の韓国・CJ ENMが初の共同製作を担当。既に世界各国で公開されており、米映画批評サイト「Rotten Tomatoes」で96%(12月22日時点)のハイスコアを記録した。世界の映画祭でも高評価を得ており、賞レースの幕開けを飾る第33回ゴッサム賞で作品賞を受賞。第81回ゴールデングローブ賞では、作品賞(ドラマ部門)・監督賞・脚本賞をはじめ主要5部門にノミネートされた。さらに、第39回インディペンデント・スピリット賞で5部門にノミネートされたほか、AFI(アメリカン・フィルム・インスティテュート)23年映画トップ10や、複数のメディアの23年ベストムービーにも選出され、アカデミー賞への期待が高まっている。
本作で長編映画監督デビューを飾るのは、セリーヌ・ソン。12歳の時に家族とカナダへ移住した自身の原体験をもとに、オリジナル脚本を執筆した。主人公・ノラ役には、「ロシアン・ドール 謎のタイムループ」で注目され、声優として「スパイダーマン スパイダーバース」にも参加し、ハイブランド・ロエベのモデルも務めるグレタ・リー。ヘソン役には、ニューヨークとベルリンで俳優としてのキャリアを重ね、09年よりソウルを拠点に活躍し、「その恋、断固お断りします」などで知られるユ・テオが抜てきされた。ケリー・ライカート監督作「ファースト・カウ」で主演を務めるジョン・マガロがアーサーを演じ、存在感を放っている。
「パスト ライブス 再会」は、24年4月5日から東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。
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