「人間よりも犬を愛してる」規格外のダークヒーロー描く リュック・ベッソン最新作「DOGMAN ドッグマン」予告編
2023年12月22日 11:00
リュック・ベッソン監督の最新作「DOGMAN ドッグマン」の予告編が公開された。
ベッソン監督が、実際の事件に着想を得て脚本を手掛けた本作は、2023年のヨーロピアン・フィルム・マーケットでお披露目されるや、完成度の高さから世界中のバイヤーに大きな衝撃を与え、同年、第80回ベネチア国際映画祭コンペティション部門での上映では「リュック・ベッソン監督、完全復活!」と大絶賛の嵐を巻き起こした。ベッソンの原点回帰ともいえる、ダークでエッジのバイオレンス・アクション映画だ。
主演は、注目の若手演技派ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ。音楽にはベッソンの長編映画デビュー作「最後の闘い」(83)以降、ほとんどの作品を手掛けている盟友エリック・セラ。美術は「ジャンヌ・ダルク」(99)以降、数多くの作品でタッグを組んでいるユーグ・ティサンディエが務める。
予告編では、女装した傷だらけの男で、謎に包まれた人物・ドッグマンの姿からスタート。過去にトラウマとなるような経験を持ち、子供時代の回想シーンでは、犬たちに寄り添う姿が確認できる。威圧的な父親の逆鱗に触れて犬小屋に放り込まれたことから、犬たちの無償の愛を知り「人間よりも犬を愛してる」と彼は言う。そして、大人になり、車いすの彼の周囲には自然に犬たちが集まる模様、武装したギャング一味を壁越しにショットガンで仕留め、犬が襲い掛かるシーンなど、規格外のダークヒーローの誕生とキャラクターの奥深さに引き込まれる映像が繰り広げられる。3月8日公開。