山崎賢人、“不死身の杉元”演じるために10キロ増量「強さを表すために」【実写「ゴールデンカムイ」完成報告会見】
2023年12月20日 15:25
シリーズ累計2500万部超を誇る野田サトル氏の人気漫画を実写映画化する「ゴールデンカムイ」の完成報告会見が12月20日、都内で行われ、主演を務める山崎賢人、共演する山田杏奈、矢本悠馬、工藤阿須加、柳俊太郎、大谷亮平、玉木宏、久保茂昭監督、松橋真三プロデューサーが出席した。
明治末期の日露戦争終結直後の北海道を舞台に、ひと癖もふた癖もある魅力的なキャラクターたちが、謎の男「のっぺら坊」によって隠された莫大なアイヌの埋蔵金をめぐって争奪戦を繰り広げる。埋蔵金のありかは、脱獄囚24人の体に刻まれた刺青に記されていた。
山崎は主人公の元陸軍兵で、「不死身の杉元」の異名を持つ杉元佐一を演じ、「生命力が強くて、心優しい役を演じられてうれしいです」と喜びの声。極寒の北海道で、馬ぞりに引きずられるなど、過酷なアクションに挑み「人生でこんな経験ないですから、楽しかったです」と余裕の表情も。役作りのために、約10キロ増量したとも明かし「杉元の強さを表すために」と説明した。
撮影は、ほぼ順撮りで進められたといい「丁寧に役を作ることができた」。劇中の杉元は「大切なものを取り戻し、新たな成長をする」とも語り、「やられる前にやる。そんな狂気が出ればいいなと思った」と役作りを振り返った。ロケ地を訪問した原作者の野田氏からは、「いろいろ言われると思うが、僕は味方だから」という励ましの言葉があったそうで、「安心しましたし、背中を押された」と感謝していた。
一方、アイヌの少女・アシリパ(※「リ」は小文字が正式表記)を演じた山田は、「(アイヌの)信仰を大切にしながら、新しい時代のアイヌの女性を生きる姿を目指した。芯の強い人物です」と役柄についてコメント。弓矢を用いたアクションにも挑んでおり、「家に持ち帰り、部屋のカーテンに向かって練習した」と明かした。
玉木は、大日本帝国陸軍第七師団の鶴見篤四郎中尉を怪演。原作の大ファンで「周りを脅かす怖さだけではなく、どこか愛嬌がないと部下はついてこない」とキャラクターを分析し、「得体の知れない存在感、そこを目指した。何かやらかすぞ、ではなく、いきなり何かやる男」自身が演じる鶴見中尉像を語っていた。
「ゴールデンカムイ」は、2024年1月19日から全国で公開。脚本は「キングダム」シリーズや昨年の映画興行収入No.1を記録した「ONE PIECE FILM RED」などで知られる黒岩勉が執筆している。
主人公の元陸軍兵。日露戦争においてもっとも過酷な戦場となった二〇三高地での鬼神のごとき戦いぶりに「不死身の杉元」と異名を付けられた。ある目的のために大金を手に入れるべく、北海道で砂金採りに明け暮れていた。
自然の中で生きるための豊富な知識を持ち、北海道の過酷な大地で生きるアイヌの少女。ヒグマに襲われる杉元を助けたことから相棒として旅をすることになる。金塊を奪った男に殺された父親の仇を討ちたい。
大日本帝国陸軍第七師団上等兵。兵士として卓越した才を持つ、凄腕のスナイパー。
大日本帝国陸軍第七師団軍曹。同部隊上司である鶴見中尉の側近。
杉元の幼なじみで、杉元とともに二〇三高地の戦場へ出向く。
“脱獄王”の異名を持つ天才脱獄犯。
大日本帝国陸軍第七師団一等卒。東北マタギの生まれで、山で生きる術を身に付けている。
「不敗の牛山」と呼ばれる柔道の達人。大柄で強靭な肉体と石のように硬い頭を持つ。
杉元の幼なじみ。
元・新選組二番隊組長で“新選組最強の剣士”と呼ばれた剣の達人。
アシリパの祖母で、アシリパを大切に思い、幸せを願っている。アイヌの古い教えを大切にしながら日々を生きている。
アシリパの大叔父。アシリパの幸せを願っている。
北海道に砂金を探しに来た杉元に出会い、莫大な金塊の存在を杉元に伝える男。
大日本帝国陸軍第七師団の中尉。情報収集や分析能力に長ける情報将校。日露戦争で前頭部を損傷し、プロテクターで保護している。日露戦争で命を懸けて戦いながらも報われなかった師団員のため、北海道征服を目論んでおり、金塊をその軍資金代わりに必要としていた。
戊辰戦争で戦死したとされていた新選組の「鬼の副長」。政治犯として幽閉され、生きながらえていた。脱獄囚の中におり、かつての盟友・永倉新八と合流し、自らの野望実現のため、金塊を追い求めていた。
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