石原さとみ、魂の演技! 「ミッシング」特報・ティザービジュアル披露&公開日決定
2023年12月13日 07:00
石原さとみが主演を務め、「ヒメアノ~ル」「空白」の吉田恵輔監督(※「吉」は“つちよし”が正式表記)がメガホンをとった「ミッシング」の初映像となる特報とティザービジュアルが披露された。あわせて、公開日が2024年5月17日に決定した。
本作は、吉田監督が、雑音溢れる世の中で生きる人々が抱える問題をえぐり出し、失ってしまった大切なものを取り戻していくさまを、リアルにかつ繊細に描いた感動作。出産後、1年9ヶ月ぶりに芝居に臨んだ石原は、娘の失踪により徐々に心を失くしていく母親を演じた。
ある街で幼女が失踪し、見つからないまま3カ月が過ぎた。娘・美羽の帰りを待ち続けるも、少しずつ世間の関心が薄れていくことに焦る母・沙織里(石原)。夫・豊とは温度差から喧嘩が絶えず、唯一取材を続けてくれる地元テレビ局の記者・砂田を頼る日々だった。
そんな中、娘の失踪時、沙織里が推しのアイドルのライブに足を運んでいたことが知られると、ネット上で“育児放棄の母”と誹謗中傷の標的となってしまう。欺瞞や好奇の目に晒され続けたことで沙織里の言動は次第に過剰になり、いつしかメディアが求める“悲劇の母”を演じてしまうほど、心を失くしていく。
地元テレビ局の記者・砂田役には中村倫也、沙織里の夫・豊役には青木崇高を配し、美羽を最後に目撃した沙織里の弟・圭吾役で森優作が出演。そのほか、小野花梨、細川岳、有田麗未、小松和重、カトウシンスケ、山本直寛、柳憂怜、美保純らが顔を揃えた。
特報は、沙織里(石原)と娘・美羽(有田)が浜辺で遊んでいる仲睦まじい様子から始まる。しかし、「愛する娘が失踪した。」というテロップとともに、その幸せは断ち切られる。懸命に捜索するも見つからない焦りと怒りで、互いに感情を爆発させる沙織里と夫・豊(青木)。そして、取材を続ける地元テレビ局の記者・砂田(中村)の姿が映し出される。音楽を手掛けた世武裕子による柔らかなメロディーが流れる中、それぞれが苦悩するさまがとらえられ、ラストでは日差しに手を伸ばす沙織里の姿が深い余韻を残す。