スピルバーグの名作「カラーパープル」がミュージカルに! 24年2月9日公開、歌声が魂を揺さぶる特報も披露
2023年12月1日 10:00

スティーブン・スピルバーグの名作をミュージカルとしてリメイクした「The Color Purple(原題)」が、「カラーパープル」の邦題で、2024年2月9日から公開されることが決定。あわせて、特報と場面写真が披露された。
「シンドラーのリスト」をはじめ、近年では「フェイブルマンズ」など、数々の感動作を世に送り出し、賞レースを沸かせてきたスピルバーグ。今やアカデミー賞の常連とも言える巨匠が初めてシリアスな作品に挑戦したのが「カラーパープル」だ。同作は、ピューリッツァー賞を受賞したアリス・ウォーカーの同名小説を実写映画化したもの。過酷な人生を歩む黒人姉妹の深い絆を壮大なスケールで描いたヒューマンドラマとなっており、第58回アカデミー賞では10部門11ノミネートされた。
ミュージカル化したリメイク版では、スピルバーグをはじめ、オリジナル版で映画初出演にしてアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたオプラ・ウィンフリー、マイケル・ジャクソンなどをプロデュースし、オリジナル版でアカデミー賞作曲賞と歌曲賞にノミネートされたクインシー・ジョーンズが製作総指揮を担当。新鋭ブリッツ・バザウレが監督を務めている。

主人公は、父に虐待され10代にして望まぬ結婚をさせられたセリー。最愛の妹と生き別れ、不遇な日々を送る中でも不屈の精神で人生を変えていく物語が描かれていく。特報では「リトル・マーメイド」のハリー・ベイリー演じる妹と姉が「離れ離れになっても、姉妹の心はひとつ」と誓い合うシーンからスタート。やがてグラミー賞受賞のファンティジア・バリーノ演じる大人になった姉セリーの魂を振りしぼるような歌声が響く。
続いて、アカデミー賞とグラミー賞受賞のH.E.R.をはじめ、未来を信じて何度でも立ち上がる女性たちの姿が映し出される。その合間に挿入される力強いミュージカルシーンと、華やかな夢のシーンは、女性たちの不屈の魂と、どんな逆境にも負けない強さを感じさせる。
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