「猿の惑星」シリーズ最新作「猿の惑星 キングダム」2024年初夏公開 特報&ポスターも披露
2023年11月8日 06:00
「猿の惑星」シリーズの最新作「Kingdom of the Planet of the Apes(原題)」が、「猿の惑星 キングダム」の邦題で、2024年初夏に日本公開されることが決定。このほど特報映像(https://youtu.be/iDoSg5wKNvU)とポスターが披露された。
本作の舞台は、人間と猿、地球の支配者の劇的な交代劇が起こってから何年も後の世界。高い知能と言語を得た多くの猿は文明的なコミュニティを築き、穏やかに発展する文化的なグループ、歪んだ教えを信じ急成長し帝国を築くグループ、他のグループを奴隷化するような過激なグループなど、まるで人間社会のような進化を遂げている。一方で人類は言語を失い、文化も、技術も、社会性も失い、野生生物のような存在になっていた。監督はウェス・ボール。配役は明らかになっていないが「To Leslie トゥ・レスリー」(22)のオーウェン・ティーグ、Netflix オリジナルシリーズ「ウィッチャー」(19~)のフレイヤ・アーランら注目の若手俳優が出演する。
このほど公開された特報映像では、衝撃的な進化を遂げた猿たちの姿が映し出される。大自然(昔は高層ビルが立ち並ぶ大都会だった名残を残す)の中で穏やかに暮らす者、野生化した人間を狩る者、人間を餌付けする者、猿同士で争う者、人間を助ける者、指導者の下に武器を持ち集まる者たちと、最新作で描かれる“猿の惑星”となった地球、そして彼らの社会性は多様化している様が伺える。
人間が高度な知能を持つ猿に支配された未知の惑星という前代未聞の世界観と衝撃的なラスト・シーンで映画史上に燦然と輝く神話となった「猿の惑星」(68)から始まり、そのショッキングな世界観の“起源”を解き明かす「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」(11)は、猿の子供であるシーザーが人類同等の知能を持ち、コミュニケーション・ツールとしての言語を持つまでが描かれた。人類への警鐘に満ち溢れたテーマ、心揺さぶるエモーショナルなドラマは多くの人々を魅了。続く「猿の惑星:新世紀(ライジング)」(14)では、高度な知能を獲得した猿のシーザーが仲間を率いて、人類への反乱を起こしてから10年後の世界が描かれた。かけがえのない家族や仲間を持ち、平和な世界を望む猿のリーダー、シーザーと、新種のウイルスによる感染症流行で地球規模のパンデミックで絶滅の危機に陥った人間たち、それぞれの葛藤を軸にした物語は、“共存”と“対立”の狭間で重大な決断を迫られていく彼らの姿を映し出した。
そして「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」(17)では、生き残った人類との共存を望み続けていたにも関わらず家族を人間に殺されたシーザーの深い“悲しみ”と人間への“愛と憎しみ”。そして変異したウイルスは人間から思考と言語を奪い始める。猿と人類、それぞれの種の存亡、地球の支配者としての生き残りをかけた負けることのできない〈聖なる戦い〉、地球の運命が変わる壮絶にしてエモーショナルな歴史的瞬間を描き、新シリーズ「創世記」「新世紀」そして「聖戦記」まで3作連続で全米初登場No.1の歴史的快挙を記録している。
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