映画版「変な家」に間宮祥太朗、佐藤二朗、川栄李奈 違和感だらけの“変”な間取りに挑むミステリー
2023年10月6日 05:00
総再生回数1500万回越えのYouTube動画を基にしたミステリー作品を映画化する「変な家」に、間宮祥太朗と佐藤二朗がダブル主演し、川栄李奈が共演することが発表された。2024年3月15日に公開される。このほど、本編映像を使用した最新映像とティザービジュアルが披露された。
2020年10月、YouTubeに上がった1本の動画からネット上で瞬く間に拡散され話題となった「変な家」。白いお面をかぶった謎の人物・雨穴(うけつ)によってアップされたこの動画は、雨穴本人が知人から、一見どこにでもある普通の民家の「間取りに不可解な点がある」と相談を受けるところからスタート。間取りを注意深く見ることで明らかになる謎が更に次の謎を呼び、その裏に隠された驚愕の真実に迫る展開が、観た者をゾクッとさせる新感覚のミステリー作品だ。
現在動画の総再生回数は1500万回を突破、2021年7月にはYouTubeの動画「変な家」とその前身である同タイトルのウェブメディア記事を基に、雨穴自身が物語の続きを大幅に書き加える形で書籍化が実現。今や単行本として異例の70万部を突破するほどの発行部数を誇る、大人気ミステリー小説となった。さらに書籍化から人気に火が付き、2022年3月に実写映画化が書籍の帯で告知された。
そして映画版「変な家」がついに始動。違和感だらけの“変”な間取りの謎に挑む、個性豊かなキャスト陣が発表された。本作の主人公・雨宮(あめみや)役を演じるのは間宮祥太朗。月9ドラマの爽やかな青年役から一転、オカルト専門の配信をする売れないユーチューバーという役どころで、間取りの真相解明に奔走する姿を熱演する。佐藤二朗は雨宮と共に間取りの謎に迫る設計士・栗原(くりはら)に扮する。ミステリーの愛好家で、冷静沈着だが一風変わった妄想家の設計士、という一癖ある役柄だ。
さらに本作の物語でカギを握るヒロイン柚希(ゆずき)役を川栄李奈が演じる。雨男(雨宮)がアップした“変な家”の動画をきっかけに雨宮や栗原と共に行動するようになり、その間取りについて何か知っている様子の謎めいた女性…という怪しい役どころとなっている。
本作のメガホンを取るのは「エイプリルフールズ」(15)、「ミックス。」(17)と話題作を手掛け、さらには「リーガルハイ」シリーズ(12~14)、「絶対零度~未然犯罪潜入捜査」(20)など数多くの人気ドラマを世に送り出してきたヒットメーカー・石川淳一。脚本には「七つの会議」(19)「半沢直樹2」(20)など、魅力的なキャラクターを絡ませテンポよく展開する物語が評判の丑尾健太郎。
このほど公開された最新映像は、「これは、ある家の間取り図です。あなたにはこの家の異常さがわかりますか?」という、原作者雨穴による怪しげなナレーションと共に映し出される間取り図から始まる。並べられたふたつの間取り図の間から覗く、一軒のありふれた家。そしてこの異常な間取りをめぐる事件に巻き込まれていく雨宮・栗原・柚希の様子が映し出され、最後に「もう一度ご覧ください」という言葉とともに現れる白い仮面の男と間取り図が異様な物語の展開を示唆している。
そして、あわせて公開されたティザービジュアルは、二つ並ぶ間取り図が目を惹くデザインで、横には「あなたには、この間取りの異常さがわかりますか?」という不穏な空気が漂う意味深なコピーが添えられている。映画「変な家」の公開は来年2024年3月15日。
■雨男/雨宮役…間宮祥太朗
オカルト専門の配信をする売れないユーチューバー。マネージャーからある家の間取りについて相談を持ち掛けられ、栗原というバディとともに“変な家”の真相解明に動く。
映画「変な家」雨宮役を務めます間宮です。
マネージャーから面白い動画があるから見てと言われスマホを渡されたのが始まりでした。仕事ではなくただのおもしろの共有だと思った私は、約20分という尺をおもしろの共有にしては長いと感じ見ることを拒みました。しかし念を押され見てみると恐ろしい程に引き込まれていました。それが、今回の原案である雨穴さんの奇妙な動画でした。
ミステリーの愛好家で、冷静沈着だが一風変わった妄想家の設計士。雨宮とバディとなり不可解な間取りの謎を解明していく。
昔から妻は「間取り」が好きだった。2人で風呂なし四畳半に住んでいた頃から、妻は「いつか将来、こんな部屋に住めたらいいなあ」と歌うように言いながら、空想で考えた様々な間取りを、紙に熱心に書いていた。「間取りミステリー」という全く新しい切り口の本作。僕が演じる、空想の羽根をしなやかに広げる「栗原」は、あの頃の妻との合作のつもりで演じました。ご期待を乞います。
柚希役を演じさせていただきます。
お話をいただく前から雨穴さんのYouTubeで変な家を観ていたので、この作品に参加できてとても嬉しいです!
普段から怖い話や不気味な話が大好きなので、この謎が多い間取りはもちろん、ゾクっとするシーンがたくさんあり、毎回現場に行くのが楽しみでした。
ちなみにホラー映画ではないので、おばけが苦手な方も観れます!笑
ぜひ劇場に足を運んでくれたら嬉しいです。
最初に映画化を聞いたときは「えっ!?」という驚きと、「ありがたい」という気持ちを抱きました。
自分が書いた一つの記事がここまで大きくなったことを嬉しく思います。映画の撮影も見学させていただきましたが、間宮さんの演じる雨宮と佐藤さんの演じる栗原さんがキャラクターとして完成されているのを感じました。彼らが活躍していく物語が、どのように描かれるのかをとても楽しみにしています。
本屋さんで平積みになった「変な家」という変なタイトルと、変な間取りの表紙に惹かれて原作小説を読み始めたところ、瞬く間に雨穴さんの世界にひき込まれ、ページをめくる手が止まらなくなりました。読み終えた時には、これは新しいミステリー映画になる、映像で見てみたいと強く感じました。
以前からご一緒したかった脚本家・丑尾健太郎さんと物語のプランを立て、数々のヒット作を送り出し、「世にも奇妙な物語」で緊迫感ある演出が印象的だった石川淳一さんに監督をお願いし、魅力あふれるキャストの皆さんとともに映画『変な家』は始動しました。
ありそうでない原作の「変な家」を映像化するため、各地でロケハンを敢行。立地や家の佇まい、周囲の建物も含め、物件探しにはなかなか苦労しましたが、最終的に理想的な物件にめぐり合え、映画版のリアル『変な家』を完成させることができました。
ぜひご期待ください!