俳優・中島健人が新たなフェーズに突入 「おまえの罪を自白しろ」で若者の“あがき”を表現
2023年9月26日 12:00

中島健人(「Sexy Zone」)が、堤真一と父子役を演じ、新境地を開いた「おまえの罪を自白しろ」について語るコメントを、映画.comが入手。本作で初めてサスペンス映画の主演を務めた中島は、「自分にとって必要なフェーズであり、飛び込んでみたかった世界観」と、意気込みを明かした。
本作は、映画「アイ・アム まきもと」やドラマ「Mother」「Woman」で知られる水田伸生監督が、真保裕一氏の同名小説(文春文庫刊)を映画化するタイムリミットサスペンス。中島と堤に加え、池田エライザ、山崎育三郎、中島歩、美波、尾野真千子、金田明夫、角野卓造が共演している。
2011年のCDデビュー以降、「Sexy Zone」として活動するかたわら、俳優としても活躍を続けてきた中島。2013年に人気ヤンキー漫画を映像化した「BAD BOYS J」で連続ドラマ初主演、同年に同シリーズの「劇場版 BAD BOYS J 最後に守るもの」で映画初主演を果たす。16年には観客動員数100万人を突破する大ヒットを記録した恋愛映画「黒崎くんの言いなりになんてならない」に主演し、近年では韓国ドラマをリメイクしたドラマ「彼女はキレイだった」(2021)、Netflixオリジナル映画「桜のような僕の恋人」(22)、二宮和也と共演した「ラーゲリより愛を込めて」(22)などで、俳優としてのキャリアを着実に積み上げてきた。

そんな中島は、本作について、「題材がサスペンスということが、嬉しかったです。このような作品に出ることによって、観客のみなさんの興味の幅も広がる気がしますし、面白い化学反応が生まれるのではないかと思いました」と語る。
中島「そして、自分の新たな面を引き出していただけると思った題材だというのと同時に、キャストのみなさんも今まで映画界を引っ張ってきた方々で、その点でも大きな挑戦になると思いました。堤真一さんをはじめ、みなさん撮影の合間の空き時間に話す時はリラックスした会話をしてくださるけど、画に映った時は緊張感や迫力が違いました。圧倒されながらも、若者ならではのあがきを演じさせてもらいました」

本作が“俳優としての新しい自分”を引き出すきっかけになったという中島は、政治家一族の宇田家の次男・晄司を演じている。建築会社を設立するも倒産し、あえなく政治スキャンダルの渦中にいる、内閣府副大臣である父・清治郎(堤)の秘書として働く、煮え切らない日々を送っている。そんなある日、一家の長女・麻由美(池田)のまだ幼い娘が誘拐された。犯人からの要求は身代金ではなく、清治郎への「これまでに政治家として犯した罪を全て自白しろ」というものだった。その背景には、決して明かすことが許されない、国家を揺るがす罪の存在があった。
地位と権力に固執し、口を閉ざす清治郎へのもどかしさから、怒りをあらわにし、真っ向から対立する晄司。やがて彼は、警察、マスコミ、国民までをも巻き込む壮大な事件の真相を暴こうと奔走する。大切な家族を守るために走り、怒り、叫ぶ――中島が見せる、若者ならではの“あがき”に注目だ。
「おまえの罪を自白しろ」は、10月20日に公開。
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