坂東龍汰、恋人を亡くした青年役で映画単独初主演! ヒロインは西野七瀬 「君の忘れ方」製作決定
2023年9月13日 07:00
坂東龍汰が、映画監督・作道雄が亡き恋人とのラブストーリーをオリジナル脚本で描く「君の忘れ方」で映画単独初主演を飾ることがわかった。ヒロインは西野七瀬に決定した。あわせて、写真家の松井綾音氏が撮り下ろしたイメージカットが披露された。
作道監督は、第79回ベネチア国際映画祭VENICE IMMERSIVE部門に正式招待されたVRアニメーション「Thank you for sharing your world」を手掛けたほか、これまで「光を追いかけて」「アライブフーン」などの脚本を担当。本作では「愛する人を亡くした人へ」(著・一条真也/現代書林)を原案に、実体験を交えながら、“死別の悲しみとどう向き合うか”をテーマに、恋人を亡くした構成作家の青年が、悲嘆の状態にある人にさりげなく寄り添う「グリーフケア」と出会い、自らと向き合う姿を描く。
27歳の放送作家・森下昴は付き合って3年が経つ恋人と結婚を間近に控え、仕事の傍ら結婚式の準備に追われていた。式で披露するための思い出の写真をまとめていた昴だったが、夜になっても彼女は帰って来なかった。「思い出し方がわかった時、君をちゃんと忘れることができる」。昴が経験する不思議な出来事の数々、そして切なくも愛しい追憶の日々が紡がれる。
坂東は「作道監督の過去の経験も含まれた脚本を読ませていただき共感する部分が随所にありました」とコメント。そして、「撮影前から監督と色々な話を重ねて良い準備期間をもって、いよいよクランクインします。自分なりの主人公を表現出来るように全力で悩み、答えを決めすぎず、力みすぎず、楽しみながら挑戦できたらと思います」と意気込みを語った。
作道監督は、「難しいテーマでしたので、脚本を書くのにとても苦しみました」と振り返り、「たくさんの意見や励ましをもらい、3年をかけて脚本を書き上げ、スタッフの力と支えで撮影を開始することができました。その経験はそのまま、人は辛い時に一人になりたがる生き物だが、人の中で生きていく道を消してはならないという、今作のテーマへ結び付きました」と作品に込めた思いを明かした。
撮影は東京を皮切りに、岐阜県飛騨市と高山市で行われ、2025年正月第2弾として新宿ピカデリー他で全国公開される。坂東、作監督のコメント全文は以下の通り。
今回作道雄監督のオリジナル脚本、映画『君の忘れ方』に出演させて頂くことになりました。
作道監督の過去の経験も含まれた脚本を読ませていただき共感する部分が随所にありました。その世界観を丁寧に演じるために撮影前から監督と色々な話を重ねて良い準備期間をもって、いよいよクランクインします。
本当に素晴らしいキャスト、スタッフの方々と映画を作れる事が今から楽しみです。その中で自分なりの主人公を表現出来るように全力で悩み、答えを決めすぎず、力みすぎず、楽しみながら挑戦できたらと思います。
ロケ地でもお邪魔させて頂く、飛騨高山のパワーも全身で感じながら良い映画をお届け出来るように頑張ります。是非完成まで楽しみにお待ちください。
難しいテーマでしたので、脚本を書くのにとても苦しみました。
いつもは悩むと、一人籠りがちになるし、今作も企画立ち上げの頃はそうでした。が、あまりに苦しんだので、周囲に助けを求めました。するとたくさんの意見や励ましをもらい、3年をかけて脚本を書き上げ、スタッフの力と支えで撮影を開始することができました。
その経験はそのまま、人は辛い時に一人になりたがる生き物だが、人の中で生きていく道を消してはならないという、今作のテーマへ結び付きました。
坂東龍汰さん、西野七瀬さんほか、最高のキャストの方々とお会いして、その結びつきを、力強くも繊細に、皆さんの元に届けることができるだろう、と確信しています。