「奇想天外映画祭2023」9月16日から開催!日本初上映「くすぶりの年代の記録」、カルト作「デコーダー」など15作品
2023年8月9日 17:00

2019年より開催され、この世の映画好事家を驚かせる作品を次々と上映してきた「奇想天外映画祭」。このほど新宿K's cinemaにて、9月16日~10月6日の3週間、第5回の開催が決定。今年もさまざまな怪作、珍作、奇作が集結した。
今年の映画祭の幕開けは、第28回カンヌ国際映画祭のパルムドール受賞作(前年は「タクシードライバー」が受賞)でありながら、現在に至るまで日本未公開となっていたアルジェリア映画「くすぶりの年代の記録」を日本初上映。監督はモハメッド・ラクダル=ハミナ。アルジェリア建国の苦難の歴史を「灰の年」「荷車の年」「くすぶりの年」「虐殺の年」という4つのテーマに分けて、1954年のアルジェリア独立戦争までを描いた3時間の壮大な歴史ドラマ大作となっている。


アインシュトゥルツェンデ・ノイバウテンのFMアインハイトが、ノイズで人々を洗脳する青年FMを演じ、ビートニクの作家ウィリアム・バロウズのカットアップの手法を踏襲し制作された伝説的ジャーマン・カルト・フイルム「デコーダー」も披露。デイブ・ホール、ジェネシス・P・オリッジ、マット・ジョンソン(ザ・ザ)など、80sを代表するアーテイスト/バンドが音楽を担当しており、製作40周年の記念上映となる。

また先日急逝したジェーン・バーキンさんの奇想天外的追悼作品は、60年代に公開された「ワンダーウォール」「ガラスの墓標」の2本。ほかには、アニタ・エクバーグの怪演がひかる「リュシアン赤い小人」、シアトルの小さな公園ほどの大きさの場所で、ポン引き、売春、スリ、ドラッグ販売などで生活している9人の子どもたちの姿を鮮やかに捉えたドキュメンタリー「子供たちをよろしく」、「アントニオ・ダス・モルテス」と対をなす姉妹編「黒い神と白い悪魔」、ブニュエル版冒険漂流記「ロビンソン漂流記」をラインナップ。

また“亡命者たちのハリウッド”と題した「日曜日の人々」「突然の花婿」「ビッグ・ヒート 復讐は俺にまかせろ」。さらには、「デニス・ホッパー アメリカン・ドリーマー」「ジャック・ケルアック キング・オブ・ザ・ビート」という稀有な人物を焦点にあてた2本のドキュメンタリー。そして、アンコール上映に「リキッド・スカイ」。「未来惑星ザルドス」も本映画祭にお目見えとなった。
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