アントニオ・ダス・モルテス

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アントニオ・ダス・モルテス

解説

領主に歯向かう山賊たちを討伐するため雇われた殺し屋のアントニオ・ダス・モルテスは、残虐非道な支配者たちの姿を目の当たりにし、いつしか虐げられている農民を解放するために立ち回るようになる。ブラジルの新しい映画=シネマ・ヌーボの旗手として賞賛されたグラウベル・ローシャ監督の代表作。1970年日本公開。2011年、ローシャ監督没後30年を記念した「グラウベル・ローシャ・ベスト・セレクション」にてリバイバル。

1969年製作/100分/ブラジル
原題:Antonio das Mortes
配給:日本スカイウェイ、アダンソニア

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映画レビュー

2.5ブラジル産のくるった神話的カルト・ムーヴィー。私にはチンプンカンプンでした(笑)

2021年9月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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じゃい

5.0本気で戦い抜いた後の『希望』

2020年9月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

興奮

知的

「狂乱の大地」に続きこれまた凄すぎた。「黒い神と白い悪魔」の続編。内容は「狂乱の大地」とほぼほぼ一緒だが、表現方法が全く違う!そして最後に大きな希望がある!
ホドロフスキー監督の作品が魂を救い出す芸術だとしたら、ローシャ監督の作品は魂を奮い立たせる芸術。「人生を搾取され支配され続けるのは終わりにして自分自身に革命を起こせ!」「自分や同胞の圧制された幸福の為に立ち上がれ!」「常に高い理想を持って不条理な現実に変革を起こせ!」「殆どが負け戦だがそれでもひたすらに諦めるな!」などなど、数々の熱いメッセージに体が熱くなり目頭が熱くなった。音楽での表現、そして歌詞に込められたメッセージも相変わらず圧巻。最近観た映画の中ではダントツでいちばん元気と勇気を貰えた。
グラウベル・ローシャ監督の芸術はモノホン中のモノホンだ。「バラベント」で無知を手放し目を覚ませ!と喝を入れ、「黒い神と白い悪魔」で人生にユートピアなど存在しないことを徹底的に諭し、「狂乱の大地」でそれでも自分や周りの未来の為に戦うことの重要性を説き、本作で本気で戦い抜いた後の『希望』を見せた。一つ一つの作品の素晴らしさに加えて、この作品群で魅せる一連の流れには、これ以上無い芸術性が備わっていて感動的だった。早世が悔やまれるブラジルの伝説の名監督。残された数少ない作品を通してその思想や芸術性に触れることが出来て幸福だが、欲を言えばその熱い思想と独創的な表現がその先の時代でどう炸裂したのかもっともっと先を観たかった。

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