「マイ・エレメント」ピーター・ソーン監督、声優として数々のピクサー作品に出演! 「カールじいさんの空飛ぶ家」ラッセルのモデル
2023年8月9日 14:00
ディズニー&ピクサー最新作「マイ・エレメント」が、8月4日から公開されています。舞台は、カラフルで個性あふれる4つのエレメントたちが暮らす街エレメント・シティ。この街にはたったひとつ、「ほかのエレメントとは関わらない」というルールがありました。ピクサーならではの“もしも”の世界が、細部までこだわり抜いた映像美で描き出され、まだ見ぬ可能性を追い求める主人公の冒険と成長に、命を吹き込んでいます。
監督を務めるのは、「アーロと少年」のピーター・ソーン監督。数々のピクサー作品で、アニメーターとして手腕を振るった次世代を担う俊英は、これまで声優としても数多くのピクサー作品に出演しています。この記事では、そんな声優としての出演作品と、演じた役どころをまとめました。是非ディズニープラスで配信中のピクサー作品にて、ソーン監督の“演技”にも注目してみてください。
抜群の味覚と天才的な料理のセンスを持ったネズミのレミーは、ひょんなことから、パリの5つ星レストラン「グストー」に流れ着きます。シェフになる夢を実現させたいレミーは、料理が苦手な見習いシェフのリングイニと手を組むことに。
レミーの兄で、ネズミの群れのリーダー的存在であるエミール。グルメなレミーに比べると、何でも食べる食いしん坊。性格はマイペースですが、レミーの料理に対する情熱を理解してくれる頼れる一面も。
「カールじいさんの空飛ぶ家」の後日談。老人ホームの介護師を務めるジョージとAJは、お年寄りを老人ホールに案内しようとしますが、カールの逃走劇に感化された街中のお年寄りたちは、あの手この手で次々と“逃亡”してしまいます。
カールじいさんと一緒に冒険に出かけるボーイスカウトの少年ラッセル。実は「カールじいさんの空飛ぶ家」のラッセルは、ソーン監督がモデルになっています(声を務めているのは、ジョーダン・ナガイ)。この短編では、満を持して、モデルであるソーン監督本人が声優を担当しています。
ボニーと一緒に、ファーストフード店にやって来たバズ。しかし、キッズセットのおまけとしてレジに展示されていた“ニセもの”バズが悪知恵を働かせ、バズと入れ替り、ボニーの家にまんまとたどり着きます。
ゴミ箱の形をしたおもちゃのリサイクル・ベン。ファーストフード店の片隅で開かれていた心理療法セラピー「捨てられたミールトイの会」のメンバーで、同じく捨てられた仲間たちと一緒に、脱出を試みるバズを引き留めようとします。
「モンスターズ・インク」の名コンビであるサリー&マイクの学生時代を描いた前日譚。マイクは難関の“怖がらせ学部”に入学しますが、怖がらせ屋になるには「見た目がかわいすぎる」という致命的な壁にぶち当たります。
「モンスターズ・ユニバーシティ」の2年生で、5つの目玉を持つモンスターのスクイシー。マイクと同じく、怖がらせ屋を目指していましたが、かわいい見た目と持ち前の優しさが災いし、夢を断念。しかし、気配を消せる能力を発揮し、学内で開催された怖がらせ大会では、大活躍を見せます。ソーン監督は短編「モンスターズ・パーティ」(13)でも、スクイシーの声優を務めています。
ソーン監督の長編デビュー作。舞台は、巨大隕石が衝突せずに、恐竜が絶滅しなかった世界。弱虫で甘えん坊の末っ子恐竜アーロは、激流に飲み込まれ、家族から遠く離れた見知らぬ土地に流され、そこで孤独な人間の少年と出会います。
アーロと少年(名前はスポット)が冒険の途中で出会うスティラコサウルスのウッド・ブッシュ。角に“自分を守ってくれる”さまざまな仲間たちを住まわせており、野生児のスポットが見せる力強さに惹かれ、「彼をくれ」とアーロに迫ります。
人間と、海に住む未知の存在「シー・モンスター」が、互いに恐れを抱きながら暮らしている北イタリアの港町。地上への好奇心を抑えきれないシー・モンスターの少年ルカは、ある夏、親友と人間の世界へ冒険に出ます。
港町の不良エルコレ・ヴィスコンティの手下のチッチョ。同じく手下のグイドとともに、人間の世界にやってきたルカたちを困らせます。当初、チッチョは、ルカと友だちのアルベルトに続く“3人目のシー・モンスター”として登場する予定でした。設定が変更された理由は、配信中の特典映像「初めての人間の町」で、エンリコ・カサローザ監督が説明しているので、興味のある方はぜひ!
「トイ・ストーリー」シリーズの人気キャラクターであるバズ・ライトイヤーを主人公に迎えたSFアドベンチャー。危険な惑星に不時着したバズは、仲間たちと一緒に地球に帰還しようと、超難関のハイパー航行に挑みます。
バズの情緒を安定させるために支給された“猫型ロボット”のソックス。複雑な計算やプロジェクター機能、溶接できるレーザーにスキャナー、人の心に共感できるチップ、セルフライティングメカニズム(正しい自分として振る舞うメカニズム)など、さまざまな最先端テクノロジーが搭載されているほか、バズがぐっすり眠れるようにと、眠りを誘う音を出す裏技も披露します。
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ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
死刑囚の告発をもとに、雑誌ジャーナリストが未解決の殺人事件を暴いていく過程をつづったベストセラーノンフィクション「凶悪 ある死刑囚の告発」(新潮45編集部編)を映画化。取材のため東京拘置所でヤクザの死刑囚・須藤と面会した雑誌ジャーナリストの藤井は、須藤が死刑判決を受けた事件のほかに、3つの殺人に関与しており、そのすべてに「先生」と呼ばれる首謀者がいるという告白を受ける。須藤は「先生」がのうのうと生きていることが許せず、藤井に「先生」の存在を記事にして世に暴くよう依頼。藤井が調査を進めると、やがて恐るべき凶悪事件の真相が明らかになっていく。ジャーナリストとしての使命感と狂気の間で揺れ動く藤井役を山田孝之、死刑囚・須藤をピエール瀧が演じ、「先生」役でリリー・フランキーが初の悪役に挑む。故・若松孝二監督に師事した白石和彌がメガホンをとった。
奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。
「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。
文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。
ハングルを作り出したことで知られる世宗大王と、彼に仕えた科学者チョン・ヨンシルの身分を超えた熱い絆を描いた韓国の歴史ロマン。「ベルリンファイル」のハン・ソッキュが世宗大王、「悪いやつら」のチェ・ミンシクがチャン・ヨンシルを演じ、2人にとっては「シュリ」以来20年ぶりの共演作となった。朝鮮王朝が明国の影響下にあった時代。第4代王・世宗は、奴婢の身分ながら科学者として才能にあふれたチャン・ヨンシルを武官に任命し、ヨンシルは、豊富な科学知識と高い技術力で水時計や天体観測機器を次々と発明し、庶民の生活に大いに貢献する。また、朝鮮の自立を成し遂げたい世宗は、朝鮮独自の文字であるハングルを作ろうと考えていた。2人は身分の差を超え、特別な絆を結んでいくが、朝鮮の独立を許さない明からの攻撃を恐れた臣下たちは、秘密裏に2人を引き離そうとする。監督は「四月の雪」「ラスト・プリンセス 大韓帝国最後の皇女」のホ・ジノ。