「インディ・ジョーンズ」最大の魅力は? “最後の冒険”を託されたジェームズ・マンゴールド監督が紐解く
2023年7月22日 09:00
ハリソン・フォードが主演を務める人気シリーズの最新作「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」(公開中)。同作で“インディ最後の冒険を描く”という大役を託されたのが、ジェームズ・マンゴールド監督だ。そんなマンゴールド監督が「インディ・ジョーンズ」シリーズの魅力を語るコメントが披露された。
「インディ・ジョーンズ」は、スティーブン・スピルバーグ監督と、「スター・ウォーズ」シリーズのルーカスフィルムの豪華製作陣がタッグを組む、世界的な人気を誇るアドベンチャーシリーズ。ジェームズ・マンゴールド監督がメガホンをとった最新作では“人類の歴史を変える力”を持つ究極の秘宝「運命のダイヤル」がキーアイテムに。インディ(フォード)が、元ナチスの科学者フォラー(マッツ・ミケルセン)と全世界を股にかけて陸・海・空と全方位で争奪戦を繰り広げる。
マンゴールド監督は、2007年の映画「3時10分、決断のとき」で注目を集めると、17年には「LOGAN ローガン」でヒーロー映画として史上初のアカデミー賞脚色賞にノミネートを果たす快挙を達成。21年の「フォードvsフェラーリ」では、マット・デイモンとクリスチャン・ベールを主演に、実話をもとにした力強くエモーショナルな物語を見事にまとめ上げ、世界中で高い評価を獲得している。
憧れの存在だったスピルバーグ監督から“バトン”をうけとったマンゴールド監督。まずは、「インディ・ジョーンズ」シリーズの魅力について「理由はたくさんあると思います。ですが、一番は、独特のすばらしいトーンがあるからだと思います。冒険映画ですがユーモアがあります。インディのキャラクターも矛盾があって面白い。彼は非常に勇敢ですが、すごく身勝手でもあります。それに体がすごく強いわけではありません。彼はスーパーヒーローではありません。このシリーズで彼が生き延びてきたのは、幸運だったからにすぎません。そういった多くのことが、この映画を魅力的にしているのだと思います」と語り、以下のように分析した。
「インディは僕たちみんなが共感できるキャラクターなのです。彼はとてつもなく頭が良くて、本が好き。でも冒険もします。矛盾しているのです。ハリソンは、このキャラクターの持つそんな違った側面を全部見事に引き出します。そこも忘れてはなりません」
自身もこよなく愛するシリーズの最新作にして“最後となる物語”を手掛ける――。マンゴールド監督は並々ならぬ思いで挑んだ「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」について、改めて思いの丈を述べている。
「僕のヒーローたちは、今回すばらしい機会をくれました。僕自身にインディのストーリーを作らせてくれたのです。そして、彼らはそれを支えてくれました。僕が信じる話を映画にし、監督する上でも支えてくれました。『フォードVSフェラーリ』や『LOGAN ローガン』を作る時も、スティーブンの声はいつも僕の頭の中にありました。彼、アルフレッド・ヒッチコック、シドニー・ルメット、シドニー・ポラック、ジョージ・ロイ・ヒルらの映画から、僕はいつも学んでいます。ですが、彼らの真似をすることはしたくありません。彼らから学んだことを自分の中に持ち込み、その上で映画を作らなくてはいけないと思っていました」
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