傑作か、問題作か――稲垣吾郎×新垣結衣「正欲」特報完成 公開は11月10日、追加キャストも発表
2023年7月18日 13:00
稲垣吾郎と新垣結衣が共演し、朝井リョウ氏の小説を映画化する「正欲」の公開日が、11月10日に決定。ティザービジュアルと特報映像(https://youtu.be/e60sMJ172hc)が披露され、山田真歩、宇野祥平、渡辺大知、徳永えり、岩瀬亮、坂東希、山本浩司が出演していることがわかった。
原作は、「桐島、部活やめるってよ」「何者」で知られる朝井氏が、作家生活10周年で書き上げた渾身の一作。21年3月に発売されるやその内容が波紋を呼び、第34回柴田錬三郎賞を受賞した。朝井氏は同書を「小説家としても一人の人間としても、明らかに大きなターニングポイントとなる作品」と語る。映画は、家庭環境、性的指向、容姿――様々に異なった”選べない”背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのかというテーマを炙り出していく衝撃的なストーリーが展開する。
不登校の息子が世間から断絶されることを恐れる検事の啓喜(稲垣)。ひとつの秘密を抱え、自ら世間との断絶を望む寝具販売員の夏月(新垣)。夏月の中学の同級生で、夏月と秘密を共有する佳道(磯村勇斗)。心を誰にも開かずに日々を過ごす大学生・大也(佐藤寛太)。自分の気持ちに戸惑いながらも心に従おうと邁進する、大也と同じ大学に通う八重子。無関係に見えたそれぞれの人生が、ある事件をきっかけに交差する。
ティザービジュアルは、タイトルが大きく示されており、「(ab)normal desire」という英題がパッションピンク色の手書き風文字で強調されている。あえて括弧でくくられた「ab」が意味するものとはなんなのだろうか。特報映像では、本作のタイトルが大きく強調されている。「正」という文字が最初に示された後、稲垣、新垣、磯村、佐藤、東野絢香らの表情が大きく映し出されていく。「欲」という文字が次に示されると、「それでも私が、私たちが抱えている欲望は、あって良いものだと思いたい」という夏月の台詞とともに、再びキャストの表情が次々と映される。
山田は、不登校になった息子との距離を掴めずにいる啓喜に対し、徐々に気持ちが離れていく妻・寺井由美役、宇野が啓喜とともに検察庁に勤める事務官・越川秀己役、渡辺が夏月と佳道の中学の同級生・西山修役、徳永が夏月と同じ商業施設で働き、夏月を気に掛ける妊婦の女性・那須沙保里役で参加。ある日をきっかけに、佳道と大也と秘密を共有するようになる小学校の非常勤講師・矢田部陽平を岩瀬、大也の所属するダンスサークルのリーダーとして、サークルのみならず大学内でも信頼を得ている高見優芽を坂東、中学時代、夏月と佳道の担任をしていた教師を山本が演じている。
「正欲」は、「あゝ、荒野」「前科者」の岸善幸が監督、港岳彦が脚本を担当。11月10日からTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。
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