米俳優組合ストライキで撮影中断となったハリウッド大作一覧
2023年7月15日 16:10
映画会社、テレビ局、配信プラットフォームなど、350社が所属する業界団体Alliance of Motion Picture and Television Producers(AMPTP)との交渉が決裂し、米俳優組合(SAG-AFTRA)がストライキに入ったことにより、撮影が進行中のハリウッド大作が多数中断に追い込まれている。
その中から特にめぼしい映画を米バラエティがリストアップ。以下は7月15日現在のもので、今後情報が分かり次第随時更新していく。
ティム・バートン監督による1988年公開のヒット作「ビートルジュース」の続編。バートン監督のメガホンのもと、タイトルロールで主演を務めたマイケル・キートンが同役で復帰する本作は、英ロンドンでの主要撮影を終え、残すは米バーモント州での1シーンのみというところで中断となってしまった。
ヒュー・ジャックマン扮するウルヴァリンが復帰を果たすことでも注目を集めるライアン・レイノルズ主演の大ヒットシリーズ最新作は、イギリスで撮影の真っ只中だった。
リドリー・スコット監督による傑作歴史スペクタクル「グラディエーター」(2000)の続編となる本作は、「aftersun アフターサン」でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた注目の若手俳優ポール・メスカルが主演を務めるほか、コニー・ニールセン、デンゼル・ワシントン、ペドロ・パスカルら、前作からの続投組も含めた豪華キャストが集結。ストライキ突入時には、マルタ島での撮影を終え、モロッコで撮影が行われていた。現時点でおよそ2/3を撮り終えているとのことだ。
ニコラス・ホルトを主演に迎えた名匠クリント・イーストウッド監督による法廷劇は、米ジョージア州サバンナで撮影を開始したばかりだった。
米ウォルト・ディズニーがディズニープラス向けに制作する人気アニメ「リロ&スティッチ」の実写版リメイクは、ディーン・フライシャー・キャンプ監督のもとハワイのオアフ島で撮影が行われており、関係者の話によると8月初旬にはクランクアップの予定だったとのことだ。
トム・クルーズ主演のメガヒットシリーズ第8弾は、見せ場となる大がかりなアクションシーンを含む主要な撮影をほぼ終えていたものの、まだいくつかのシーンの撮影が残っている状態。主演のクルーズをはじめとするキャストとクリストファー・マッカリー監督は、「ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE」のプロモーションのために撮影を一時中断しているところだった。
トム・ハーディ演じるマーベルコミックの人気キャラクター、ヴェノムを主人公にしたヒット作の第3弾は、ストライキ決行を見越して現地時間の7月10日、すでにスタッフとキャスト全員に撮影中断が告げられていたという。